韓国文学の中心にあるもの

斎藤真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781620930
ISBN 10 : 4781620930
フォーマット
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;19

内容詳細

なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。

目次 : 第1章 キム・ジヨンが私たちにくれたもの/ 第2章 セウォル号以後文学とキャンドル革命/ 第3章 IMF危機という未曾有の体験/ 第4章 光州事件は生きている/ 第5章 維新の時代と『こびとが打ち上げた小さなボール』/ 第6章 「分断文学」の代表『広場』/ 第7章 朝鮮戦争は韓国文学の背骨である/ 第8章 「解放空間」を生きた文学者たち/ 終章 ある日本の小説を読み直しながら

【著者紹介】
斎藤真理子 : 1960年新潟市生。翻訳者、ライター。2015年、『カステラ』で第一回日本翻訳大賞受賞。2020年、『ヒョンナムオッパへ』(チョ・ナムジュ他、白水社)で韓国文学翻訳大賞(韓国文学翻訳院主催)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    ソウルで読み終えた。韓国の歴史は壮絶なものがあり、その少なくない部分に日本が関わっている。南北に分断されている朝鮮半島の現状は、第二次世界大戦後に自らの運命を決めることが出来ず米国とソ連が分割占領をしたことに始まる。朝鮮戦争にて数多くの市民の犠牲を生じたことが、様々なその後の韓国の歴史を経て、現代の韓国文学の土壌に染み込んでいる。昨年のノーベル文学賞受賞者のハン・ガンの「少年が来る」は光州事件を描いた小説であり、「別れを告げない」は済州島四・三事件に挑んだ作品である。韓国小説の真剣さは歴史の裏返しなのだ。

  • やいっち さん

    実に発見の書。日本は、朝鮮特需(つまりは朝鮮の人々の血)で潤い金満国家へひた走り経済大国に。一方朝鮮は南北共に血で血を洗う凄惨な同じ民族同士の闘いの歴史を綴った。文学も大方の日本人には想像も付かない重く苦しい歩みに。その成果の一つが今年度のノーベル文学賞か。我輩にとっては、本書は画期の書になりそうだ。数多くの素晴らしい韓国人(朝鮮人)作家を教えてもらった。お勧め。

  • おたま さん

    現在韓国文学が非常にパワーをもっていると言われる。『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んで以来、ほんの数冊ながら韓国文学を読んでみてもそれを感じる。現在の韓国社会の閉塞感や、社会状況に対する怒り、悲しみ、そして抵抗や前進も含めて熱をもって書かれている。この本は、そうした韓国文学が、どのような背景をもって生まれてきたのか、韓国の歴史を遡り対応させながら書かれている。日本からの独立から現在までの韓国文学の読書案内であるとともに、私たちが知ることの少ない韓国の歩んできた激しい歴史的転変の記録でもある。

  • ネギっ子gen さん

    【生々しい歴史の息吹はむしろ、作家たちの言葉の中に生きているのかもしれない】巻末に、韓国近現代史・関連年表と紹介文学作品。韓国文学翻訳大賞を受賞した翻訳家は、こう 書く。<最近日本で、韓国文学の翻訳・出版が飛躍的に増えている。この現象は、読者の広範でエネルギッシュな支持で支えられたものだ。読者層は多様で、一言では括れないが、寄せられる感想を聞くうちに、読書の喜びと同時に、またはそれ以上に、不条理で凶暴で困惑に満ちた世の中を生きていくための具体的支えとして、大切に読んでくれる人が多いことに気づいた>と。⇒

  • ケイティ さん

    とてもとても素晴らしかった。韓国文学を語る上で、中心になるのはやはり戦争、分断、迫害。声を上げて自分達を取り戻し続けざるを得なかった翻弄された歴史。文学はそうした市民の声を代弁していて、そこにずっと携わってきた翻訳者だからこその視点で解説された韓国は、想像以上に壮絶で、知るべき史実ばかりでした。ご自身の著書は初めてらしいですが、文章のリズムが良く、何より解説が体系的でとても明瞭。そこに、​翻訳では分からなかった斎藤さんの情熱が溢れ出ていて、ぐいぐい引っ張られました。ボリュームは普通なのに、壮大な大作感。

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