エルマー・ネーヴェリング

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ユルゲン・クロップ 選手、クラブ、サポーターすべてに愛される名将の哲学

エルマー・ネーヴェリング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781613482
ISBN 10 : 4781613489
フォーマット
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
279p;19

内容詳細

彼のチームはなぜ「実力以上の力」を発揮できるのか?

弱小クラブだったマインツ(現在、岡崎慎司、武藤嘉紀が所属)の監督としてクラブ史上初のブンデスリーガ1部昇格に導き、破産の危機に直面していたボルシア・ドルトムント(香川真司が所属)を率いてリーグ2連覇、ドイツカップ制覇、チャンピオンズリーグ準優勝という快挙を達成したユルゲン・クロップ。
専門家たちも歓喜した 「陶酔のサッカー」は どうやって生まれたのか?
彼のチームはなぜ「実力以上の力」を発揮できるのか?
限られた資金と戦力で、いかに勝つチームを作るのか?
革新的な戦術と情熱的な指導で選手から信頼を集め、サポーターの心をつかんで離さない名将の手腕と実像に迫る。自信・信念・モチベーション・闘争心・運動量・攻守の切り替え・ゲーゲンプレッシング・縦へのプレー……日本サッカーが目指すスタイルがここにある。

「監督のおかげでここまでこられた」 香川真司
(ブンデスリーガ公式サイトより)

退屈なサッカーは もういらない。

「クロッポ、僕らにサッカーの喜びを取り戻してくれ!」 (2008年、ドルトムント監督就任直後のBVBサポーターのコメント)

イメージというものをクロップはあまり気にしない。「監督の立場にあるファン」であるクロップは、シーズンチケットを持つ南スタンドのサポーターと同じようにゴールに歓喜し、誤審に激昂するのである。(本文より)

「成績が低迷してもクロップは1ミリたりとも針路から外れたりしない。自分のやっていることに完全な自信があるからだ。(中略)どこから風が吹こうとも、クロップが折れることはない。こうした不動の姿勢が結果に繋っている」 (「キッカー」紙ドルトムント担当トーマス・ヘネッケ)

●クロップの言葉(本文より)

「プロのサッカー選手だった時代は、いつか監督になるための過渡期としか考えていなかった」

「現役時代の僕はあいにく、脳の中で流れているイメージをピッチの上で表現することができなかった。才能は6部リーグ並み、頭は1部リーグ並み、その結果が2部リーグだ」

「僕の人生の中でこれほど準備が整っていたものはない。僕は選手として持っていた能力よりも、監督としての能力に自信を持っている」

「僕がこれまで指導したチームの中で、芝の上でチェス(退屈なサッカーの意)をしていたチームはない」


【著者紹介】
エルマー・ネーヴェリング : 1976年生まれ。サッカージャーナリスト。ブンデスリーガの公式誌「ブンデスリーガ・マガジン」、「ルールナハリヒテン」紙、サッカーサイト「ルント」などに寄稿。長年ドルトムントに暮らし、BVBは忠実なサポーターにとって「単なるクラブ以上の生き甲斐」であることを学んだ

大山雅也 : 1978年生まれ。ドイツ語翻訳者。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修、ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ言語学科卒業。ドイツを拠点にフリーランスとして活動し、産業翻訳も手がける

鈴木良平 : 1949年生まれ、東京都出身。サッカー指導者、解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こきよ さん

    戦術や規律でがんじがらめの名将は沢山いたがクロップはその類ではない。饒舌で闊達な人柄は見ての通り。もちろんディフェンシブな局面での約束事は明確ではあるがそれは瑣末なこと。インプロビゼーションから生まれた魅惑のオフェンスの喜び。溜息がでるほど美しかった。

  • 伊田林 浮刄 さん

    ★★★☆☆破綻寸前のとき成金への売却でなくプロパー育成で立て直したドルトムントそんなチームを応援できるサポーターは幸せ者かと。その中心にいたのがこの男。コーナーフラッグまで駆けていって優勝を決定づけるゴールを決めた香川を抱きしめる、そんな監督に率いられる選手たちも幸せ者だと思う。さてさてこの先は異国の地でどんな結果を示すやら。他サポとしてはボチボチなとこにしといてな笑

  • mitsu44 さん

    異色のリーダーであるユルゲン・クロップ。彼はマインツでいかにして監督になり、ドルトムントでの7年間を過ごしたのか。真っ直ぐな彼が率いるリバプール スタートから携わる今季に期待です。黄色から赤へカラーを変えて。

  • Shinsuke Mutsukura さん

    「ゲーゲンプレッシング」とは、何ぞやと思って読んだが、これは、バルサのポゼッションスタイルより上の戦術だと私は思う。バルサのスタイルは、走らないのが気にくわないのだが、こちらは、運動量が豊富でないと成立しない。私の持論としてサッカーは90分間バテずに走り切れる奴が一番強い、というのにも当てはまる。 話は違うが、グルッペ・ニンフェンブルク社のLimbicマップは、面白い。私が好きなレバークーゼンは機能性、論理、規律、義務、禁欲という領域に定着しているというのが笑えた。これによるとリバプールは適している。

  • タリぃ さん

    クロップの人となりが分かる一冊。中々興味深い内容だった。

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