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内容詳細
彼のチームはなぜ「実力以上の力」を発揮できるのか?
弱小クラブだったマインツ(現在、岡崎慎司、武藤嘉紀が所属)の監督としてクラブ史上初のブンデスリーガ1部昇格に導き、破産の危機に直面していたボルシア・ドルトムント(香川真司が所属)を率いてリーグ2連覇、ドイツカップ制覇、チャンピオンズリーグ準優勝という快挙を達成したユルゲン・クロップ。
専門家たちも歓喜した 「陶酔のサッカー」は どうやって生まれたのか?
彼のチームはなぜ「実力以上の力」を発揮できるのか?
限られた資金と戦力で、いかに勝つチームを作るのか?
革新的な戦術と情熱的な指導で選手から信頼を集め、サポーターの心をつかんで離さない名将の手腕と実像に迫る。自信・信念・モチベーション・闘争心・運動量・攻守の切り替え・ゲーゲンプレッシング・縦へのプレー……日本サッカーが目指すスタイルがここにある。
「監督のおかげでここまでこられた」 香川真司
(ブンデスリーガ公式サイトより)
退屈なサッカーは もういらない。
「クロッポ、僕らにサッカーの喜びを取り戻してくれ!」 (2008年、ドルトムント監督就任直後のBVBサポーターのコメント)
イメージというものをクロップはあまり気にしない。「監督の立場にあるファン」であるクロップは、シーズンチケットを持つ南スタンドのサポーターと同じようにゴールに歓喜し、誤審に激昂するのである。(本文より)
「成績が低迷してもクロップは1ミリたりとも針路から外れたりしない。自分のやっていることに完全な自信があるからだ。(中略)どこから風が吹こうとも、クロップが折れることはない。こうした不動の姿勢が結果に繋っている」 (「キッカー」紙ドルトムント担当トーマス・ヘネッケ)
●クロップの言葉(本文より)
「プロのサッカー選手だった時代は、いつか監督になるための過渡期としか考えていなかった」
「現役時代の僕はあいにく、脳の中で流れているイメージをピッチの上で表現することができなかった。才能は6部リーグ並み、頭は1部リーグ並み、その結果が2部リーグだ」
「僕の人生の中でこれほど準備が整っていたものはない。僕は選手として持っていた能力よりも、監督としての能力に自信を持っている」
「僕がこれまで指導したチームの中で、芝の上でチェス(退屈なサッカーの意)をしていたチームはない」
【著者紹介】
エルマー・ネーヴェリング : 1976年生まれ。サッカージャーナリスト。ブンデスリーガの公式誌「ブンデスリーガ・マガジン」、「ルールナハリヒテン」紙、サッカーサイト「ルント」などに寄稿。長年ドルトムントに暮らし、BVBは忠実なサポーターにとって「単なるクラブ以上の生き甲斐」であることを学んだ
大山雅也 : 1978年生まれ。ドイツ語翻訳者。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修、ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ言語学科卒業。ドイツを拠点にフリーランスとして活動し、産業翻訳も手がける
鈴木良平 : 1949年生まれ、東京都出身。サッカー指導者、解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こきよ さん
読了日:2015/12/31
伊田林 浮刄 さん
読了日:2015/11/03
mitsu44 さん
読了日:2016/07/03
Shinsuke Mutsukura さん
読了日:2018/06/14
タリぃ さん
読了日:2015/10/31
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