叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦

若松英輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766422696
ISBN 10 : 4766422694
フォーマット
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
185p;20

内容詳細

日本古典の思想性を「詩」の言葉で論じた小林秀雄―。古今・新古今の歌に日本の哲学を見出した井筒俊彦―。二人の巨人を交差させ、詩と哲学の不可分性に光をあてる、清廉な一冊。

目次 : 1 言葉とコトバ/ 2 ランボーの問題/ 3 生けるムハンマド/ 4 美しい花/ 5 ロシア的霊性/ 6 リルケの問題/ 7 ベルクソンと『嘔吐』/ 8 二つの主著/ 9 継承と受容/ 10 それぞれの晩年

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のり さん

    日本思想界の両巨頭をつかまえ、その類似点を抽出する作業が本書の目的だ。著者は、両者の「言葉」の奥の「コトバ」に注目し、仏教概念やイスラム思想、プラトン哲学や、ユングらの心理学を引き合いに、考察を重ねる。批評の神髄が引用にあることを小林から学ぶ著者は、大岡や遠藤、西田らの思想も交え論を展開し、二人の思想の奥行や広がりを縦横無尽に掘り起こす。「霊性」を重んじる若松の、鮮やかな論の流れは、両者の著作の核心に触れ、読者にさらなる精読を求める。小林の著作を読み進め、雑誌掲載中の若松の「小林秀雄論」の刊行を待ちたい。

  • Amano Ryota さん

    何かに導かれるようにして、一気に読み切ってしまった。誤解が無いように言うと、そもそも本書は直ぐに読み切るような内容の本では無い。それでも僕がこの本を、今日この時に読み続けたのは、読んだというよりも、言葉に何かを見て、その流れから目が離せなかったからだと思う。上手く言えないが、読むという主体性がなくなり、ただ言葉を受け取ったと、そう感じる。本書の文章は、そこで語られた詩人達と読者とを、同じ場所に立たせる、それが言い過ぎなら、同じ風景を共有出来る場所に連れて来てくれる。その歩いた道は、とても綺麗なものだった。

  • shouyi. さん

    若松英輔によるコトバをめぐる考察。 小林秀雄と井筒俊彦という二大巨匠をとりあげることにより、詩と哲学の不可分性を説く。ここでも若松の評論には鍵となる「霊性」が深い意味が与えられていく。まだまだスッキリ理解できたとはいえないが、読後は爽やかであった。

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