水車小屋のネネ 毎日文庫

津村記久子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620211015
ISBN 10 : 462021101X
フォーマット
出版社
発行年月
2026年04月
日本
追加情報
:
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内容詳細

「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な母親から逃れ、山間の町で暮らし始めた18歳の理佐と8歳の律。姉妹を見守る蕎麦屋の浪子さん、絵描きの杉子さん、そしてしゃべる鳥「ネネ」。ネネのいる水車小屋で働く青年・聡、水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす40年にわたる愛おしい物語。第59回谷崎潤一郎賞受賞、2024年本屋大賞第2位など、読書界の話題をさらった感動作!

【著者紹介】
津村記久子 : 1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、09年『ポトスライムの舟』で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年『給水塔と亀』で川端康成文学賞、16年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、20年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞を受賞。『水車小屋のネネ』は他に「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第1位、「キノベス!2024」第3位、2024年「本屋大賞」第2位、第4回「みんなのつぶやき文学賞」国内編第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • NAOAMI さん

    18歳で家から独立、その際母の婚約者に虐待されていた8歳の妹も連れ出して、水車小屋でそば粉を挽く蕎麦屋に就職。そんな心細い旅立ちを後悔させない周囲の人々の温もりが程よくDECADE(10年)ごとに進行する各章を楽しんだ。理佐視点の序盤から大人になった律に主役はシフトするも、やはりネネの存在が進行の潤滑油になっている。そんなに「会話」できるの本当?って程クレバーな鳥。逆にネネ無しだと少し眠い物語になっていたかも。律が運営する家庭関係に悩む子らのための学童的な施設含め、何を語りたいのか焦点が曖昧なままだった。

  • きょ さん

    「姉妹もの」に弱いこの頃、私自身は「姉」だが、理佐のようにしっかりしてはいない 粛々と綴られる40年、いつも姉妹には周囲の人々が寄り添っているというか、伴走しているというか そんな風情を感じた そしてキーパーソンはパーソンではなくヨウムという鳥のネネ、いい味を出している 登場人物がみんな「真っ当に」生きていて良いほうに影響を与え合う 派手な物語ではないのだが、静かに沁みてきて、読み終わるのが惜しかった こういう読後感のある物語は私には好ましい 

  • あい さん

    この本を読むと自分も理佐さんや律さんのように周りの人から優しく接してもらいながらなんとか生きて来れたんだよなと気付かされる。普段は忘れがちなんだよな…。陽気なネネは人が集まる場を作ってくれる大切な存在。ネネに「あいすぁん元気?」と言ってもらいたいと思った。この先の人生でこの本を何度も読み返したい。読むたびにきっと勇気と元気をもらえると思うから。

  • おこげ さん

    理佐と律、そしてネネの40年に渡る物語。牧歌的な田舎暮らしと、40年という歳月の中でバトンのように受け継がれていく思いやりと優しさに心が温まる。10年刻みで描かれており、登場人物達の成長と老い、出会いと別れを追体験する。控えめだが誠実な善意によって人間関係が構築され、優しさが連鎖していく様は読んでいて安心感を覚える。「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」

  • ななっこ さん

    最初はあまりの本の分厚さに怯みましたが、読み進めるうちに気にならなくなり最後までゆっくりと楽しめました。事情があって親元から離れ二人で生活することになった姉妹と水車小屋のネネそして周りの暖かい人々との何十年にもわたる物語。静かでいいお話しだったなぁ。

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津村記久子

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、09年『ポトスライムの舟』で芥川賞、11年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年『給水塔と亀』で川端康成

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