奇跡の人 The Miracle Worker 双葉文庫

原田マハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575520712
ISBN 10 : 4575520713
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
432p;15

内容詳細

アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。「盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女」が青森県弘前の名家にいるという。明治二十年、教育係として招かれた安はその少女、介良れんに出会った。使用人たちに「けものの子」のように扱われ、暗い蔵に閉じ込められていたが、れんは強烈な光を放っていた。彼女に眠っている才能を開花させるため、二人の長い闘いが始まった―。著者渾身の感動傑作!

【著者紹介】
原田マハ : 1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。伊藤忠商事、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年にフリーのキュレーターとして独立。05年『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、第5回R‐40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞。16年『暗幕のゲルニカ』で第9回R‐40本屋さん大賞、17年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    正直、マハさんの史実ベースのフィクションは苦手である。今回のコレも、あぁあの話かぁ、マハさんも焼きが回ったかな、と。主人公たちの名前もなんだかふざけているし。でも読み始めてそんな懸念は吹っ飛んだ。なにしろ津軽舞台が効いている。サリバンさん…じゃないや、去場安(笑)の熱意と根気がスゴかった。そして盲目の少女キワとの交流が、物語に一層の深みを与える。津軽三味線、ぜひ一度ライブで聴いてみたいものだ。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    私はずっと見続けてました。奇跡の人達が起こす奇跡の数々、奇跡の瞬間を!読んでいたのではない!私はずっと見続けてました!かつてこれ程何度も何度も落涙し、心で(頑張れ😭)と応援し続けた経験はあっただろうか。人は言う、これはヘレン・ケラーの原田マハVer.であると。私にとっては違う!津軽という地で、生き生きとした津軽弁飛び交う日本の田舎で、実際に起こった奇跡のノンフィクション!何故なら、私は安先生と、三重苦れん、全盲で三味線の名手キワ達が手繰り寄せる奇跡の数々をずっと見続けてたのだ!過去最高の感動物語‼️🙇

  • けいご さん

    ヘレンケラーがもしも日本人として生まれていたら?と言う物語。奇跡とは「起きるものではなく起こすものだ!」と世間は言うけれど「奇跡は愛情によって育む事で生まれてくるものなんだよ?」と言われた気がした1冊です★多くの奇跡の裏側には大きな愛情が隠れていると思うと、心のあり方次第で世界は良い方向へと必ず変わっていくのではないかな〜っとも思いました★後、物語に登場する津軽三味線のじょんがら節だけど、気になって人生で初めて聞きました。日本文化とは何か?をあらためて考えさせられました。

  • のり さん

    「ヘレン・ケラー」と「アン・サリヴァン」を明治の津軽地方に置き換えた話。三重苦の運命を背負った幼き娘「介良れん」と弱視を抱えながら東京から家庭教師として招かれた「去場安」。最大の可能性と無に帰す可能性を併せ持った教えと日常。二人とも当に手探り状態。「れん」と同世代の「狼野キワ」との出会いで教育方針も定まっていくが…「キワ」もまだ幼いながらも敏感に空気を読む諭さに胸が締め付けられる。奇跡を編み出した者と、奇跡を感受し意思を継いだ者。さらに時を経ての感動の絆。参りました。😄

  • Nobu A さん

    原田マハ著書22冊目はヘレン・ケラー日本版翻案。アート小説を主軸とし、毎回文体を少しずつ変え様々なテーマを執筆する筆者。相変らずの読み易い筆致。前半緩やかに始まり中盤から加速。後半は一気読み。最後は不覚にも琴線に触れ目頭が熱くなってしまった。学習に貴賎なし。文中から人間らしさやコミュニケーションの大切さが伝わってくる。そして教師と生徒の信頼関係の重要性。他方、読書中、津田梅子が浮かんだ。幼少期に留学した彼女は日本語がままならなかった。そう言う意味で去場安の人物設定には無理がある。が、まあ良しとしよう。

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原田マハ

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五

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