フィリップ・リーヴ

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氷上都市の秘宝 創元SF文庫

フィリップ・リーヴ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488723033
ISBN 10 : 4488723039
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,430p

内容詳細

トムとヘスターはかつての氷上都市アンカレジで平穏に暮らしていた。ところがそんな日常に物足りなさを感じていたふたりの娘レンが、盗賊にだまされたうえに誘拐されてしまう。愛娘を救わんと必死で後を追うトムとヘスターがたどり着いたのは、水上都市ブライトンだった。最終戦争後の遥かな未来、移動都市が互いに食い合う奇怪な世界を描いた、星雲賞受賞作『移動都市』第三弾。

【著者紹介】
安野玲 : 1963年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    冒険好きの母と好奇心旺盛な父親の血を引いているレンがメインパートに押し出されてくる。父親になり、常識的な所が上塗りされたトムと、16年間自分を抑えながら生きて来たへスターの亀裂が決定的に。そこに現れた過去の亡霊にふらーっとなるのもある程度理解はできるが、母親としてはそれでいいのか。『移動都市』第三弾。

  • イツキ さん

    前作から16年後、今までの登場人物たちは全員歳を取りそして新しい世代の人物たちも登場しています。特に年齢を重ねたことで穏やかになり一層お人好しになったように感じるトムと、一見丸くなったようでその実全く変わらないヘスターが印象的でした。トム達が穏やかに暮らしている間に世界は戦争に向けて突き進み最後はなんとも不穏な終わり方、次の4部でどういう結末になるのか。

  • すけきよ さん

    冒険活劇的に次から次へとアクションがあり、相変わらずのリーダビリティ。非情さも健在(笑)ただ、エピソードとキャラが1冊にしてはてんこ盛り過ぎて、どこがメインなのかわからず、物語を追っているうちに終わっちゃう感じかなぁ。以前の主人公の娘に世代交代し、彼女の新たな冒険と思いきや、レンの印象が薄いんだよなぁ。むしろ、ヘスターのターミネーターっぷりの方が強烈(笑)。この作品のすべてと言っても過言ではない都市同士が食い合うというシーンも今回はほとんどなく、ヴィジュアル的にもイマイチ。

  • saimoon さん

    前作から16年の時が経ち、ヘスターとトムの娘レンは15歳。退屈な都市から逃れたくて現れたロストボーイの言うままアンカレジ図書館から「ブリキの本」を盗み出したが、結果的に拉致されブライトンで奴隷として売られる羽目に。 前作でも鼻についたヘスターのヤンデレっぷり、まだ前作は子どもだから…と思ってたけど、16年経って拍車がかかってた…もう移入出来ない。 トム=弱いが常識的、ヘスター=強いが排他的 なキャラだからすれ違い面白くさせてるつもりなんだろうけど、実の子どもにもそれってどうなの的な。最終作で救いが欲しい。

  • Lu さん

    3作目はトムとヘスターの性格の対比が際立っている。とうとう決定的な亀裂ができてしまった二人の関係がどうなるのか、世界はどうなるのか4作目が気になって仕方ない!レンは見事にトムとヘスターの娘だなぁ。

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