文藝別冊 向田邦子 増補新版 脚本家と作家の間で

向田邦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309980317
ISBN 10 : 4309980317
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
239p;21

内容詳細

没後40年、変わらぬ人気の向田邦子の魅力に迫る総特集。、単行本未収録の発掘エッセイや、パリから届いた原稿を増補した決定版。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けぴ さん

    角田光代さんの手袋の話を目当てで読みました。元ネタの向田邦子さんの手袋の話は会社員から脚本家へと転身する様を描いており興味深かった。その他も対談以外は一通り目を通しました。専業主婦が当たり前の昭和としては異例の女性であったんだなと感じられました。『思い出トランプ』を読んでみたい。

  • ツキノ さん

    2013年の初版を持っているのだけれど、大事にしまい込んでいた。2021年7月発行の増補新版、本選びの会で回ってきたのを機に時間をかけて読む。強く印象に残ったのは田辺聖子、黒柳徹子が書いた訃報を受けたときのこと。木皿泉の分析になるほど、と思ったのは「日常の向こうに何を見ていたか、向田さんはおそらくセックスを見ていたのではないか」というところ。ドラマの脚本や小説のなにげない動作や会話、感情表現が「生々しい」と感じたのは「これか!」と腑に落ちた。向田さんは生涯をかけて読み続けたい作家だ。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。『字のない葉書』、『ごはん』の2作が共に掲載されているので、読書会用に借りた。どちらも向田さんの戦争体験から書かれたエッセイ。「だが、あの字のない葉書は、誰がどこに仕舞ったのかそれとも失くなったのか、私は一度も見ていない」とあるように、ひょっとすると、かなり創作した部分が含まれているのかも知れない。二作とも父親が短気で拳骨を振るうような暴君というイメージを付けた上で、子ども達に対する無性の愛情を示すところが巧い。鰻丼を自分は食べずに邦子さんに食べさせる母の愛情も篤く感じた

  • hitotak さん

    対談や座談会、未発表エッセイや向田作品評論など盛り沢山な一冊。向田さんと親交のあった複数の方々が思い出を語っているが、特に黒柳徹子氏の、向田さんの人となりや生前の付き合いの様子を描いた文章が素晴らしく上手く、親しい友人を亡くした悲しみが非常によく伝わってきた。同じ脚本家である木皿泉氏が、向田さんとかつての恋人との関係が以後の作風に大きく影響していること、『寺内勘太郎一家』に登場し、結婚問題で悩む長女は自分を投影しているのではないかという推察には頷かせるものがあり、向田さんの隠された悲しみを知る思いだった。

  • ピロ子 さん

    角田光代の「手袋をさがす」、向田邦子のと比較して読むと面白い。久世光彦のエッセイも面白い。阿修羅のごとくとか、またテレビで放映されないだろうか。いくつか読み直したい作品がでてきた、楽しみ。

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人物・団体紹介

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向田邦子

1929(昭和4)年、東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。80年に初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、81年8月航空機事故で急逝

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