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渡哲也 文藝別冊

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309980218
ISBN 10 : 430998021X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
254p;21

内容詳細

日活での華々しいヒーロー像から石原プロ移籍と東映映画でみせた狂気、そして「西部警察」へ、陰と陽のヒーロー像を類まれな次元で演じた俳優の魅力に迫る総特集。

日活でデビューしアクションスターとして華々しく活躍した60年代、石原プロへ移籍ののち実録やくざ映画の極北「仁義の墓場」などで破滅的な魅力を放った70年代、そして「大都会」「西部警察」シリーズで刑事ドラマの金字塔を打ち立てた80年代……陰と陽のヒーロー像を峻烈に演じた俳優・渡哲也に迫る総特集。

◎春日太一氏を責任編集に、共演者や映画監督、制作スタッフへの徹底した取材を通じて、俳優・渡哲也の魅力に迫る!
◎出演映画・TVドラマ作品に加え、ドラマ「大都会」「西部警察」の各話リスト、さらにはシングル・アルバムを完全網羅した、54ページに及ぶ充実した資料編を収録!


【インタビュー】
渡哲也 俺は不良少年だった(聞き手・高平哲平)

【ヒストリー】
春日太一責任編集
1941→2020 証言でたどる渡哲也という男

INTRODUCTION
春日太一 俳優・渡哲也のあゆみ

ORAL HISTORY
澤田幸弘(映画監督) 最初の作品は渡哲也と決めていた
松原智恵子(女優) 日活が私を育ててくれました。渡さんもそうだと思います。
梶間俊一(映画監督) 『仁義の墓場』の壮絶な舞台裏
多岐川裕美(女優) 『仁義の墓場』に描かれる、男女の機微
村川透(映画監督) 役者と監督の魂が会話する現場
苅谷俊介(俳優、考古学者) 男らしさの根底にあるもの
竹中直人(俳優) 生々しい人が目の前にいた
菅原俊夫(殺陣師) 正しく聞き、正しく表現する人

【論考】
田村千穂 渡哲也のsomething else――星の映画史
北村匡平 渡哲也の漆黒の輝き――二つのアウトロー路線
上野俊哉 杉浦五郎はフェルディナンの同時代人である――あるいは「ジャン・リュック・ゴダールと渡哲也における戦後暴力の南北問題」について
松田修 ヒーローの条件・渡哲也――反家長から家長へ
上野ミ志 渡哲也 孤立無援を生きる
切通理作 『大都会』黒岩頼介論――刑事ドラマの「現場」に生きた渡哲也の時代
後山剛毅 渡哲也の記憶――広島と呉から
東琢磨 ふたつの『墓場』のあいだから
大石始 耳を澄ます男――渡哲也と映画『わが命の唄 艶歌』

【資料】
シングル・アルバム全ディスコグラフィー
全出演作品リスト
『大都会』『西部警察』全話リスト
(制作=冨永有里)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ごへいもち さん

    あー何故これを読もうと思ったのかわからない。最初の一編だけでおしまい。それを読む限り石原裕次郎に心酔していた感じはない

  • りょうけん さん

    <渡> 僕の読書感想文。普段は本の中身にはほとんど触れないで書いているのですが今回はまあこの本は小説ではないし少し触れます。 色々な人たちが渡さんの事をお話していますが,のっけに載ってる割と有名らしい二人の監督の自分の監督作品映画中心のお話よりも,その少し後に載っている役者の苅谷俊介さんのお話がとても印象的で良かったです。 前出の二人の監督は自分の撮った映画がいかに渡さんを育てたか,みたいな自分の映画主体の話し方しかしてないのに対して苅谷さんは,もっと渡さんに人として接した部分を上手に書いてある。

  • まさやん80 さん

    渡哲也のムック本。これも春日太一さんの責任編集。最近の映画関連のムック本は春日太一さん編集のものが多い。 やはり読み応えがあるのは、渡哲也を知る人たちのインタビュー。中でも、「仁義の墓場」の助監督だった梶間俊一が語る「仁義の墓場」の舞台裏は壮絶。 渡哲也は、本来であればもっと多くの代表作を残してもいい俳優だったが、彼自身に俳優業に対する欲が少なかったのだろう。ある時期からは石原プロを支えることに力を尽くしてしまったのは、彼の意志だろうが、やはり日本映画にとっては惜しまれる。

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