若松孝二 闘いつづけた鬼才 文藝別冊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309977881
ISBN 10 : 430997788X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
238p;21

内容詳細

ピンク映画にはじまり世界の巨匠まで駆け抜けた巨人・若松孝二の軌跡と可能性をあきらかにする決定版。足立正生、高橋伴明、崔洋一、井浦新、高岡蒼佑、山下洋輔など、海外からの寄稿も多数。

●マスタークラス 釜山2012 
若松孝二「映画なんて誰にも撮れる」
[聞き手 ヤン・シオン]

●インタビュー
井浦新 「知ったかぶるな、恰好つけるな」
高岡蒼佑 「何も喋らなかったけどずっと握手をしていた」
瀬々敬久 「再び「荒野」へ ——千年の愉楽」をめぐって」

●対談・座談
足立正生×沖島勲 「若ちゃんは、赤子の精神と馬鹿力の人だった」
足立正生×荒井晴彦 「若松孝二の“革命”をめぐって」
小水一男×秋山道男 「必死にやって、そして楽しかった若松プロの青春時代」
崔洋一×高橋伴明 「最後まで憎めない男だった」
成田裕介×磯村一路 「全部を巻き込んでしまう人」
片嶋一貴×大日方教史×白石和彌×井上亮太 「若松さんが教えてくれたこと」

●インタビュー
朝倉大介 「やはり、若ちゃんはピンクの頃が一番勢いがあった」
葛井欣士郎 「若松さんは、主義主張のある、幸せ者だった」
吉澤健 「自負を生きていた若松さん」
牧口元美 「『牧口、向こうから走って来い!』と言う声がまだ響いている」
福田伸 「私には、いい兄貴分だった」
清水一夫 「身体に付随したキャラクター」

●インタビュー/ブリュッセル1968
若松孝二との対話
[聞き手 ミシェル・カーン/ローラン・レーテム]

〈付記〉
ローラン・ローテム
若松孝二、クノックにて ——クリスマス(1967年)から新年(1968年)にかけて

●インタビュー/パリ1976
若松孝二に訊く
[聞き手 ジャン=ピエール・ブイツー]

●エッセイ
曾根中生 「若松孝二の観念が燃えた」
山本晋也 「若チャンがロケにイッタ」
中村義則 「服喪のスートラ パノプティコンからの脱出」
福間健二 「カツ丼と味噌汁」
山下洋輔 「若松さんは最初からフリージャズだった」
坂田明 「若松孝二監督のことをすこし。」
佐々木美智子 「ありがとう!さようなら!」
重信房子 「戦友・若松孝二追悼」
和光晴生 「追悼」
福岡芳穂 「若松孝二のこと」
井上淳一 「若松孝二を失ってはならない」
高橋晶子 「ヨーロッパの若松さん」
ローランド・ドメーニク 「ある個人的追悼 ——若松孝二との三度の出会い」
阿部・マーク・ノーネス 「密室の光り輝く眼」
ジム・オルーク 「インスピレーション」

●論考
小野沢稔彦 「映画監督・若松孝二 ——そのテクニックと背景について」
ニコル・ブルネーズ 「永遠の反逆者、若松孝二」
金晟旭 「わたしは在日日本人である ——この世を去った若松孝二監督を偲びつつ」
ステファン・デュ・メニルド 「赤と青の映画」
ジャン=フランソワ・ロジェ 「『実録・連合赤軍』」

●対談
市田良彦×友常勉 「無根拠と無意味のラディカリズム ——若松映画の政治性」

●フィルモグラフィ+年譜 ——磯田勉

●お詫びと訂正
「文藝別冊 若松孝二」において以下の誤りがありました。
P.105「おおひなた のりふみ」→「おびなた たかひと」
P.201「わたしは在日日本人である」の訳者名、藤井たけしが欠落しておりました。
それぞれ訂正してお詫び申し上げます。

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読書メーターレビュー

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  • hiratax さん

    井浦新のインタビューののち、足立正生をインタビュアーとして 若松組の面々に話を訊いていくのだが罵詈雑言、放言の嵐。 若松監督の聖人化へ抗い、ゴシップそのものの事実をさらすことで 評価のブレを防ぐ。爽快な読後感はある。

  • Natsuhiko Shimanouchi さん

    追悼特集なのに、神輿だったの、反面教師だったの、脚本を理解してなかっただの、コンプレックスの固まりだったの、辛辣なかつての関係者の対談やインタビューが面白い。それでも皆若松孝二が好きだったことも伝わってくる。確かに作家性がある監督じゃなかったが、こうして若き才能を絶えず引き寄せ続けた人間性が何よりこの人の強みだったんだろう。

  • kozawa さん

    若松孝二に関係した各位の言葉を寄せてある。人物像や作品等々色々語られているけれど…案外つきあいのある同業者の口から作品については辛口の評価も結構ある…。私から見ても彼の作品には「すごいとひどいが同居してる」と感じたことは何度かあるけれども。まだ見たかった。次の作品。

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