特攻 最後の伝言 100歳・98歳の兄弟が語る

岩井忠正

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309922096
ISBN 10 : 4309922090
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
168p;19

内容詳細

「今日もバカどもが自殺にやって来た」と米軍にからかわれた「特攻隊」に兄弟はなぜ志願したのか?

目次 : はじめに どんな時代でもハッキリ意見が言える人間に/ 甘く見た「新型コロナウイルス」/ 非常時における日本人/ 「大杉事件」の首謀者が訪ねてきた/ 「南京大虐殺」は本当だった/ 「満州事変」の真相/ 「私は、なんのために死ぬのか?」/ ずぶぬれの中で行なわれた「学徒出陣」/ 死ぬほど嫌だった軍事訓練/ やむなく特攻隊へ志願した2人〔ほか〕

【著者紹介】
岩井忠正 : 1920年熊本市生まれ。慶応義塾大学在学中に学徒出陣。特攻兵器「回天」と「伏龍」の2つの稀有な体験者。復員後、商社員を経て翻訳業

岩井忠熊 : 1922年熊本市生まれ。京都帝国大学在学中に学徒出陣。特攻兵器「震洋」を体験。復員後、立命館大学教授・文学部長・副学長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    体験している人でなければ言えない話だと思いました。当時戦争反対の声をあげなかったことを後悔されていますが、私としては表層を鵜呑みにせずに自分の考えをしっかり確立してから意見を言うようにしたいと思いました。

  • chiro さん

    戦争経験者がこの世から消えていく中で、海の特攻「回天」「震洋」「伏龍」を経験した100歳と98歳の兄弟による対談。生き証人が語っている経験談はとてもリアルで、当時口にする事が許されなかった彼らや仲間たちの本心や、間近で起こった南京大虐殺の真実、満州事変、原爆についても述べられている。アメリカと日本が戦争をした事を知らない若者がいる事について歴史を学びそこから戦争を繰り返さない努力をしてほしいという望みの強さが伺える。

  • kamakura さん

    卒論をみていただいた岩井さんの、特攻生き残りとしての語り。岩井さんは私的なことは言わない学者だったが、いよいよ言わなくてはならないと思ったのだろう。特攻隊員としての自身の当時の気持ち、死んでいった者の本当の気持ちを。 口をきいたことがない大学の後輩が出撃前夜に、先輩を訪ね、無言で握手をして去って行った…岩井さんの兄が口にした特攻批判の言辞を遮っていた学徒兵士のリーダーは、その兄と二人きりになると「実は俺もそう思っている」と告白する…潜水具で海底に沈み敵の艦底を5mの棒付き水雷でつつくという伏龍なる特攻は…

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