図説 魔女狩り ふくろうの本

黒川正剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309761619
ISBN 10 : 4309761615
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128

内容詳細

中世末から近世にかけてのヨーロッパを狂乱の坩堝と化した魔女狩り。約5万人が犠牲になったこの現象はなぜ起きたのか。そして、魔女とは何だったのか。当時の文化・社会に根ざした研究から、歴史の闇を照らし出す。

【著者紹介】
黒川正剛 : 1970年生まれ。太成学院大学人間学部准教授。専攻は、西洋中・近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kasim さん

    魔女狩りが猖獗を極めたのは中世でなく近代初期、など大筋はだいたい既知だった。統計資料が面白く、人口当たりの処刑数が多いのはスイス、ベルギー、デンマーク。リヒテンシュタインの10人に一人というのは多すぎて眉唾では。またドイツでは魔女の8割以上が女性だが、ロシアでは逆に男性が7割近い。さすが「ふくろうの本」だけあって、図版は多種多様で見応えがある。中世の版画に描かれた悪魔はどこか可愛らしく、魔女の処刑にも悲壮感がない。時代が下ると人物に表情が出てくるが、魔女よりも処刑する側の笑顔に禍々しさを感じてしまう。

  • 姉勤 さん

    現在では比喩として使われる「魔女狩り」かつてヨーロッパで行われた酸鼻極める行為は、本心はどうであれ「正義」の名の下に「善意」の人々によって行われた。異教徒、異端、無知と恐怖とルサンチマンのはけ口に、罪なき人々が犠牲となった。当時の稚拙な絵画がより残酷さを際立たせる。あとがきにある通り、ヨーロッパの歴史の根底に流れるものであり、切っても切り離せない歴史である。宗教改革、科学の発達以降下火になったが、共産主義や、東欧、バルカンの紛争時の虐殺の例を引くまでもなく、きっかけがあれば燎原の火のように世界に蔓延する。

  • 花林糖 さん

    (図書館本)中世末から近世にかけてヨーロッパで流行した魔女狩りについての入門書。約5万人が魔女として処刑されたと言われているが、それらは誰だったのか、歴史背景、何故迫害されたのか、魔女とは何か等を丁寧に説明している。

  • frosty さん

    学校の自由課題のために読んだ本。魔女は好きだったし、魔女狩りって言葉も知ってたけど、実際どういうものかは知らなかったから、とっても勉強になった*(^o^)/* キリスト教のことは無駄に知識あるから、スラスラと理解できた。学校の課題とはいえ、自分の興味あることを知るのは楽しかった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

  • みもざ さん

    疫病、不作、気候変動などから生まれる社会不安の原因と異教者、異端、女性、社会周辺者への差別感情が結びついて、「正義」の名の下に行われた「魔女狩り」。 その魔女狩りを古代ギリシアローマの魔女のイメージから、近代の魔女狩りの隆盛、その後科学革命と近代的思考の誕生によって下火になるまでを歴史的視座において解説した本。

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