ロレンス ダレル / 高松雄一

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アレクサンドリア四重奏 3 マウントオリーヴ

ロレンス ダレル / 高松雄一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309623030
ISBN 10 : 4309623034
フォーマット
出版社
発行年月
2007年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,431p

内容詳細

主役はマウントオリーヴに移る。美しい人妻レイラとの情事、ジュスティーヌやネッシムへの恐るべき疑惑など、恋と友情と陰謀の渦の中で、物語はスリルに満ちた展開を見せる。20世紀文学の傑作、待望の全面改訳。

【著者紹介】
ロレンス・ダレル : 1912〜1990。1912年、インドに生まれる。1957年『にがいレモン』でダフ・クーパー賞を受賞する。同年、南フランスに移住。ここを永住の地として創作活動に専念

高松雄一 : 1929年、北海道室蘭市に生まれる。東京大学文学部卒業。イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    四重奏の3 ていうか、起承転結の転、のような  面白くなってきた。同じ事件人物なのに、真相が明かされガラッと変わる。 感情移入できる人物が出てきたのも良いかな マウントオリーブ(インドの隠者となったその父も ジャングルブック初版本持ってるらし) コプト教が主題的に出てくるけど、ゴーンさんもそうじゃなかったっけ? →マロン派キリスト教徒

  • NAO さん

    ダーリーの前に現れたアレクサンドリアの人々の姿が実際には彼の目から見えていたのとは全く違っていたように、マウントオリーブが大使となって戻ってきたエジプトは彼の記憶とは異なっていて、マウントオリーブをまごつかせ、失望させる。ジュスティーヌとネッシムはまたも違う面を見せ、話は前二作の恋愛小説的な甘い雰囲気から政治色が強くなり、サスペンス的な雰囲気も出て来ている。外からやって来て支配者づらしているイギリス人にこの地に住み続けている用心深い彼らが真の姿を見せるわけがないが、では最終巻で彼らはどんな姿を見せるのか。

  • syaori さん

    アレクサンドリアの気だるさに耽溺したような甘く感傷的な恋の物語が陰謀と孤独とが渦巻くドラマになるなんて想像がついたでしょうか? それぞれの思惑と友情と愛が絡み合う、こんな全貌を現すなんて。ダーリーやバルタザールが間違っていたわけではない、ただ彼らの語った物語、「現実」を埋める事実が明らかにされただけなのに。目の前でパズルのピースが埋まっていく高揚感とともに浮き彫りになるネッシムやジュスティーヌ、マウントオリーブの孤独を思うと胸が傷みました。次は最終巻。この物語のすべての人たちにどんな決着がつくのでしょう。

  • 湖都 さん

    叙述がこれまでの一人称から三人称へ変わり、さらに物語の世界は展開していく。1.2巻はフランスの恋愛小説のようだったが、3巻は政治的である。特にジュスティーヌとネッシムの関係は、がらりと印象が変わって面白い。今読み返したら、あの掴み所のなかった1巻もかなり読みごたえがあるだろう。マウントオリーヴとネッシムの母・レイラの再会も別の意味で印象深かった。歳をとることは悪いことじゃないはずだけど、美化された思い出の前では残酷。昔の恋人には再会するものではないですね(-_-)

  • あやめ さん

    アレクサンドリア四重奏第三巻。これまでの二巻では語り手の一人称で綴られていたのが、この巻では三人称で、外交官マウントオリーヴの若き日々から、次第にイギリス−エジプト間を巡る様々な思惑に翻弄される人々が描かれていく。それによって明かされる数々の真実。時の流れと共に変わっていかざるをえない人間関係の描写が哀しく胸に迫る。最終巻はどの様に締めくくられるのか楽しみ。

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