TAP 奇想コレクション

グレッグ イーガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309622033
ISBN 10 : 4309622038
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368

内容詳細

脳に作用して言語能力を向上させる極小マシンTAPを使用していた老詩人が、密室で謎の死を遂げた。私立探偵が捜査に乗り出すが…。表題作ほか、全10編収録。世界最高のSF作家イーガンの日本オリジナル傑作選。

【著者紹介】
グレッグ イーガン : 1961年、オーストラリア西海岸パース生まれ。SF作家。「現役最高のSF作家」と評されている。西オーストラリア大学で数学理学士号を取得。83年、デビュー。コンピュータ・ブログラマとして勤務後、専業作家に。「祈りの海」でヒューゴー賞受賞

山岸真 : 1962年、新潟県生まれ。埼玉大学教養学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    SFに社会的要素が皮肉られた短篇集。様々なトピックについて考えられる『悪魔の移住』はあけすけなフェミニストの語り手が想定外の存在だったので腰が抜けそうになりました。『散骨』は暴行の現場にいても止めずに撮影を止めず、犠牲者もポルノ写真紛いにしてしまうマスコミ倫理とそれを消費する物見高い聴衆について描かれていて胸が悪くなります。『要塞』はDNAを改変する意思を持った遺伝子と人種問題が絡み合う。表題作は言葉による人体の死傷ができるようになった世界。オーウェルの『1984年』や円城塔の『屍者の国』を連想しました。

  • ニミッツクラス さん

    08年(平成20年)の税抜1900円の奇想コレ初版。イーガンの日本オリジナル短編集第4弾。86〜95年の10編を収録で、刊行時点では本邦初訳。ハヤカワのイーガン城に切り込み、しかも奇想コレで出した河出のやる気に驚く。読むと確かにアイデンティティ薄めで、ホラーもあって奇想レーベルでも納得の作品群。表題作はTAP頭(意味は読んで)の老女死亡事件の真相に迫るサスペンス。「ユージーン」は遺伝子操作で天才として産まれた子供の双肩に地球の未来がかかるが…。ここへきてやっとイーガン入門書が出たと言う読後感。★★★★☆☆

  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw さん

    SF短篇集。ポストヒューマン・ハードSF『ディアスポラ』『白熱光』が有名なイーガンですが、『TAP』はニューウェーブ、サイバーパンクから”奇妙な味”、ホラー調の作品と、また一線を隔する作風になってるのが特徴です。一部ではSF的な解釈は取り入れてありますが、ストーリーや雰囲気優先の短篇が多いので、本格的なイーガンの長篇を読む前に、入門書としては最適だと思いますね(・ω・)ノシ

  • 宇宙猫 さん

    挫折。ずいぶん前に読みかけだったから もう一度読んだのだけど面白くなかった。イーガンって、こんな作家だったっけ。

  • すけきよ さん

    どちらかと言えばSF寄り作品の作品が多い奇想コレクションだけど、ガチガチハードSFのイーガンが入るのはどうなのかな〜、と思っていたら、(イーガンにしては)なかなか異色作品が並んでいました。ただ、いつもなら「もっとツッコムのに!」というか、追求する手前で物語をまとめる方向に持っていく印象。ある意味、全部ホラーと言えるような。ただ、不気味とか、生理的嫌悪感とは違う、もっと深いけど部分が違うネガティヴな感覚。「TAP」に出てくる「頭にTAPを入れるのはぞっとする」というような文章が全てを表している気がする。

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人物・団体紹介

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グレッグ イーガン

1961年、オーストラリア生まれ。数学の理学士号をもつ。1980年代末から本格的な作家活動を開始した。長篇『万物理論』と『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫刊)で星雲賞を2年連続受賞した。また、短篇「プランク・ダイヴ」でローカス賞、「祈りの海」でヒューゴー賞・ローカス賞を受賞。世界各国のSF賞受賞の栄誉に

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