わたしの外国語漂流記 未知なる言葉と格闘した25人の物語 14歳の世渡り術

松村圭一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309617213
ISBN 10 : 4309617212
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

言葉は万能な道具ではないけれど、灯りのように人を温め、今いる場所を示し、進む道を照らしてくれる。これはそんなふうに海をわたり、外国の言葉にふれた二十五人の記録です。

目次 : 英語 瞬発 力が生死を分かつアウトロー英語(丸山ゴンザレス)/ プナン語 狩猟 採集民の言葉を学ぶ(奥野克巳)/ カンボジア語 新しい文字との出会いから(上田広美)/ アムハラ語 ダンスのように体が覚える(松村圭一郎)/ ロシア語 外国語を学ぶことで、中学生の私が手に入れたものと、今の私の目の前に見える世界(岡田環)/ ロシア語 おそロシくないロシア滞在記(シベリカ子)/ 古典ギリシア語 言語にいたる右往左往、あるいは私はいかにして文法の威力を思い知ったか(山本貴光)/ アカン語 あいづちと変身(石井美保)/ スペイン語 僕のスペイン武者修行(橋本宏一)/ チェコ語 パブロフの犬とチェコ語(阿部賢一)/ [オランダ語 MiffyよりNintjeが好き!(鵜木桂)/ 英語 科学者にとってのサバイバル英語術(渡辺佑基)/ ノルウェー語 “Det g〓r bra.”(佐脇千晴)/ サーミ語 言語を学ぶということ(吉田欣吾)/ アイスランド語 バイキングの言葉との出会い(藤間寿紀)/ ヤノマミ語 初めてのヤノマミの村へ(関野吉晴)/ 英語 英語で切り拓いたテニス人生(杉山愛)/ 英語 自分の英語、自分の場所(佐久間裕美子)/ グリーンランド語 北極に一番近い町(佐紀子ダオワナ)/ ハワイ語 英語、アジア系アメリカ文学、ピジン、そしてハワイ語へ―私のハワイ語学習遍歴(古川敏明)/ フィジー語 南の島でコトバの調査をはじめるまで(菊澤律子)/ 奄美語 言語が消滅するということ(木部暢子)/ 日本語 あなたの声で、あなたの物語を(LiLiCo)/ 中国語ほか まんが ツッパリ言語道!!―外国語学習編(竹輪大学大学院言語学研究室)/ 多言語 僕の名は(吉岡乾)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡部敬史/おかべたかし さん

    これは編集者のすばらしい仕事。感服。編集者賞があれば年間大賞に推したいくらい。25人もの「こうやって未知なる語学と格闘した」というエピソードですが、人選も幅広いしその物語も多種多様。この人選だけでも大変でしょうが、各原稿がどれも大変読みやすい。大学の先生って原稿、そんなに上手じゃない人も多いんですよ。それをこのレベルまで落とし込んでいったのは並大抵の努力じゃないと思います。この本には記されていない編集者の仕事に最大限の敬意を表します。

  • kinkin さん

    スペイン語やロシア語といった比較的メジャーな言葉からプナン語、アムハラ語といった初めて聞いた言語まで25人の外国語をあやつる人たちが言葉について語る。現在映画が世界で一番使われているように思うが使う人口では中国語のほうが多い。一方ではアイスランド語のようなとても小規模な人たちが使う言語がある。さてもし英語以外でなにか一つ多言語を必ず学びなさいと言われたら次便だったら何語にするだろう・・やっぱり「今の所超スローペースで学んでいるロシア語かな。

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様に教えて頂いた素晴らしい本✨外国語に真摯に向き合い、時には激しく戦い、大部分は愛でる。私の外国語学習にも力が入ります。余りにも学ぶ言語が多いので大谷翔平💛様にあやかって「22刀流」とし、22ケ国語に絞りたいと思います。奄美・沖縄語が消滅して行くのは絶対に阻止したいです!昔は話したら「方言札」を下げさせられたとこの本にも沖縄の博物館にも書いていました。何て横暴な!方言を舐めてはいけませんよ!貴重な文化です。私はウチナーグチ(沖縄語)を外国語として学んでいます。外国語&方言\(^o^)/

  • bianca さん

    科学優先でリベラルアーツは無駄みたいな風潮があるけれど(多分)、この本を読むと現地に滞在し、マイナーな言葉を追求する文化人類学研究者の方たちが羨ましくなる。日本では覚えられない言葉が、その土地に降り立つと、するする頭に入る不思議。外国語を勉強するという事は、ただ単に物事を伝えるツールが増えるだけではなく、その言葉の背景にある文化や生活が徐々に自分の中に浸透し融合すること。自分がじわじわ変わっていくのは本当に面白い。もっともっと学びたい!と思わせてくれる良本です。

  • Nobuko Hashimoto さん

    英語をどう習得したかという経験も参考になるが、聞いたことのないような言語に出会って習得した人の話が面白い。そもそもそんな言葉があるなんてとか、現地の言葉の知識がほぼ0でも、そこの人が友好的に受け入れてくれればなんとか一緒に生活できるんだなあとか。こういうのを読むと、やっぱりがむしゃらにその言語の世界に没頭すること、それもある程度の期間をもつことが肝のよう。今その時間を持つのは厳しいから、コツコツやるとしよう。

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