石狩平野 上

船山馨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309609669
ISBN 10 : 430960966X
フォーマット
出版社
発行年月
1989年02月
日本
追加情報
:
423p;20X14

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーみーよー さん

    読友さんお薦め本。この本を読んだ興奮をどう表現したら良いのかわからない。面白くて夢中になってしまった。ページ数は400ページほどだが、上下二段組の細かい字の大作、だけど長さを感じさせない。明治時代の北海道を舞台に懸命に生きる女性たちが主人公の壮大な歴史ロマン。次から次へと史実にある災害や、つらい事件に翻弄されながら心折れず前を向く鶴代や多佳子が魅力的だ。維新後からの北海道の歴史を知るのにもうってつけで、下巻が気になる。

  • ruki5894 さん

    様々な史実が物語に織り込まれていて、登場人物とともに歴史を歩く。小樽の大火や石狩川の氾濫、蝗害など。これを期に自らのルーツにも興味を持つ。明治の時代に貧しい暮らしでは、冬を乗り切るのは大変なことにだったに違いない。生きる事が何よりも最優先となる。その中で新しい命を自らの腹に宿す女たちは、強く情熱的になるのだろう。この物語に出てくる女性達はとにかく情熱的だ。

  • y_e_d さん

    昭和40年代に刊行された古い作品で、読書メーターに登録は無いけど角川文庫版を読んだ(上中下巻で構成されている)。明治中期の札幌・小樽が舞台。開拓を志し新潟から渡ってきた鶴代と両親、奉公先の旧士族官吏の伊住通直・歌子・次郎・多佳子、奉公人の倉吉、曽根から紹介された那須七郎・素江、甥の壮太、通直の唯一の友人といえる沢木・・・登場人物が濃く絡み合い、次々と何かが起きるため読むのを途切るのが大変。イナゴ被害で開拓農地を全滅させられる場面、次郎が鶴代に将来を約束する場面は大きく心を動かされる。そして後半へ。

  • massda さん

    百姓貴族2を読んで、北海道開拓の頃の話を読みたくなって、十勝平野じゃないけどこれに。40年前のベストセラーですがさすがの貫禄で面白かった。つねに事件があって飽きさせない。札幌行きたい。

  • じみ中高年 さん

    こまかい字で2段組みの長編。もともとは、1967年に「石狩平野」「続石狩平野」として刊行された本を、1989年「石狩平野」上、下として、刊行されたもの。 最初は、こまかい字に慣れず、なかなか読み進められなかったが、骨太なストーリーに最後は一気読みだった。 こういう、女の一代記が大好き。下巻も楽しみ。

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人物・団体紹介

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船山馨

1914年札幌生まれ。「北海タイムス」記者をへて1939年上京し、四社連合に勤務。1941年抒情的な『北国物語』で作家デビューした。1947年野間文芸賞奨励賞をえた『笛』や『魔術師』などで第一次戦後派として活躍したが、健康を害し、低迷期がつづく。1967年一女性の流転を描く雄大な『石狩平野』で復活、

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