世界の歴史 9 河出文庫

鯖田豊之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309471686
ISBN 10 : 4309471684
フォーマット
出版社
発行年月
1989年10月
日本
追加情報
:
15cm,390,15p

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読書メーターレビュー

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  • 袖崎いたる さん

    中世ヨーロッパのお勉強に読んでみた。トマス・アクィナスというかスコラ学のくだりを読んでて思ったけれど、キリスト教と紀元前でのアリストテレスの哲学とをカップリングさせる必然性ってかなり恣意的なものなのではないかしら。世界を語るアリストテレスのお勉強に酔っぱらった西欧人が、その酒精というかノリに任せて、われらがキリスト教的世界観と接着させれば、教義ないしは世界を説明する認識機構はより明晰になるんじゃないかと考えたって印象を受けた。他には西欧にも「聖戦観念」という中華思想的なものがあったことに感銘を受けたり。

  • 淡雪 さん

    この本の一番大事なところは「国際関係とは要は本来閉じた世界であるヨーロッパ内部でのみ通用するものであり」「19世紀後半になっても国際法を東洋諸国に適用することに否定的な議論が国際法学者がしていた」ことだろう。法学でいう部分社会としてヨーロッパを捉えることで正しく中世というものを捉え、その現代における意味がみえてくる。

  • misui さん

    ゲルマン民族の大移動からルネサンスまでの概説書としてとても面白かった。カノッサの屈辱の時の皇帝の心境を考えるとドキドキするな〜!

  • 新父帰る さん

    時系列的に論じる概説書というより、著者の関心のあるテーマに沿って著述したヨーロッパ中世の入門書。勿論此処でのヨーロッパとは西ヨーロッパのこと。言わばヨーロッパ形成史だ。ヨーロッパ文化がゲルマン文化、古典古代文化、キリスト教文化の融合であるならば、日本文化もやまと文化、中国古典文化、仏教文化の融合である点でその形成過程が似通っているところは興味深い。古い書でだが本書ではゲルマン人の民族と社会が比較的詳説され、またキリスト教が定着するまでの過程が分かりやすく解説されている点に好感を持った。とても読み易かった。

  • 牧神の午後 さん

    ヨーロッパ中世の成り立ちからその滅びーというか大航海時代やルネサンスの幕開けまで。農業革命による生産性の向上やキリスト教の浸透・受容による支配体制(王権と法皇制)の確立、封建制と身分制、後のフランス革命に至る全国三部会の収拾、とにかくトピックだけあげると散漫なんだけど、著者の想いが貫かれていて、まるで小説を読んでいるかのよう。シリーズでも一番読んでいて「愉しかった」。

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人物・団体紹介

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鯖田豊之

1926年生まれ。1952年、京都大学文学部史学科卒。京都府立医科大学教授を経て、同大学名誉教授。専攻は西洋中世史、比較史。2001年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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