ケイト・エリザベス・ラッセル

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ダーク・ヴァネッサ 下 河出文庫

ケイト・エリザベス・ラッセル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467528
ISBN 10 : 4309467520
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
337p;15

内容詳細

「これはラブストーリーじゃないといけないの。そうじゃなかったら―」。未成年への虐待で訴えられたストレインのニュースはまたたく間に燃え広がり、ヴァネッサの心をも焼き尽くす。残酷な過去と向き合わざるを得なくなったとき、彼女の世界は足元から崩れてゆく…。「禁断の愛」の幻想に爆弾を落とし、世界を震撼させたベストセラー。

【著者紹介】
ケイト・エリザベス・ラッセル : 1984年、米国・メイン州生まれ。カンザス大学にてクリエイティブ・ライティングの博士号、インディアナ大学にて修士号を取得。2020年、デビュー作である『ダーク・ヴァネッサ』がベストセラーとなり、世界30カ国以上で翻訳される

中谷友紀子 : 神奈川県生まれ。翻訳家。京都大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    上巻でヴァネッサとストレインとの情事は終わりを告げた。下巻ではヴァネッサが32歳になり、ストレインが自死した後に残る疑問を繰り返し自問する。”来ておくれ、賛美され、愛撫されるために/わが黒きヴァネッサ”ウラジミール・ナボコフ「青白い炎」を見せられた時の気持ちを、百万回は読んだ『ロリータ』に書き込まれたストレインの文を見て初めて夜を過ごしたあとに車で送ってもらった朝を思い出す。著者はこれがデビュー作。執筆に18年かかったとあった。『わたしが先生の「ロリータ」だったころ』に比べ、小説ならではの良さを感じた。

  • たまきら さん

    プロミシング・ヤング・ウーマンを見た時も痛かったけれど、ここまでずっと痛みが残る読後感も初めてです。教師から受けた虐待が、聡明な女性がその才能をフルに輝かせる場所を奪ってしまった。そして聡明であるがゆえに自分を必死で正当化しようとする彼女にただただ悲しくなり、告発を選んだ女性にも尻つぼみな記者にも親にも…。何が私のダークヴァネッサだ。そんな修飾も一人のプレデターの偏見なのに振り回され続ける主人公が…イタイ。辛い小説でした。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ホラーとかサスペンスではないですね。まだ若いころに大人の男の人に会ったらそうなっちゃうのかな。

  • Ayah Book さん

    スティーブン・キングさんやギリアン・フリンさんが推薦しているという帯を見て期待したような物語ではなかった。正直に言うと、カリン・スローターさんのような物語を期待していたようだ。15歳の少女をグルーミングする教師は卑劣だが、とんでもないモンスターと言うほどではなく、そのへんに普通にいそうな人物だ。だからリアルなんだけど、悪の存在が余りにも曖昧だしバチが当たるわけでもないので、物語としてのドラマチックさには欠ける。もしこのヴァネッサが実在の人物だったら、頑張って立ち直ってほしいなとは思うが。

  • momi さん

    ★★☆☆☆

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ケイト・エリザベス・ラッセル

1984年、米国・メイン州生まれ。カンザス大学にてクリエイティブ・ライティングの博士号、インディアナ大学にて修士号を取得。2020年、デビュー作である『ダーク・ヴァネッサ』がベストセラーとなり、世界30カ国以上で翻訳される

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