マーク・トウェイン

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アダムとイヴの日記 河出文庫

マーク・トウェイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467108
ISBN 10 : 4309467105
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;15

内容詳細

この世で最初の男女・アダムとイヴが日記をつけていた! 出逢い、失楽園、子育て……すれ違い続ける二人の心情。そんな二人が最後にたどりついた愛の境地とは? 作家・北村薫が偏愛する永遠の名著。

著者
マーク・トウェイン (トウェインM)
1835‐1910。アメリカ文学を代表する小説家。代表作に『トム・ソーヤーの冒険』『王子と乞食』『ハックルベリー・フィンの冒険』『人間とは何か』など。講演の名手としても知られる。

大久保 博 (オオクボ ヒロシ)
1929年東京生まれ。法政大学文学部英文科卒。アメリカ文学専攻。訳書にトマス・ブルフィンチ『完訳 ギリシア・ローマ神話』、マーク・トウェイン「トウェイン完訳コレクション」など。2018年死去。

【著者紹介】
マーク・トウェイン : 1835年アメリカ・ミズーリ州生まれ。本名サミュエル・ラングホーン・クレメンズ。職を転々とした後、ユーモア小説で人気を得、19世紀アメリカ文学を代表する作家となる。1910年死去

大久保博 : 1929年東京生まれ。法政大学文学部英文科卒。アメリカ文学専攻。2018年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬ さん

    妻を失い、人間の弱さの根源と向き合う著者が描くのはいたいけな若者のアダムとイヴ。自然と共存した自由な生き方は、伝統主義の社会に生き、開拓者精神を保持した彼にとって共感できるものだったろう。カインとアベルの登場の突拍子のなさは禁忌への婉曲したアプローチとも取れるし、ナイアガラの滝はかなり意味深な飛躍。イヴのラヴ・ストーリーは男だけでなく発見も対象。二人の齟齬に愛嬌とユーモアを添えて描く本作は妻への敬愛、物書きとしての自負、間違えた結果他者との関係性の中に楽園を創った人間への肯定が浮き出てくる私小説的な作品。

  • ねこ さん

    図書館の返却棚から呼ばれて読んでみた。著者は1800年後半に活躍したアメリカの大御所で「トムソーヤの冒険」などを書いたマーク•トウェイン。全てのページの左側は図版ページとなっておりアダムの日記はストロスマン、イブの日記ではレスター•ラルフが描いている。私はラルフの絵がとても気に入りました。日記の内容に素敵な彩りを与えています。…解説に著者は齢70にして本書を書いたとありました。元々この日記は別々に刊行されたようです。「アダムの日記」が出版され2ヶ月程経ち妻が亡くなり3ヶ月程後「イブの日記」の構想を得たと。

  • keroppi さん

    【マーク・トウェイン誕生日読書会’21(11月16日〜11月30日)】このイベントに参加しなければ、この本に出会っていなかったかもしれない。アダムとイブが日記をつけていたらどんな事を書いていただろう。マーク・トウェインは、こういう本も書いていたんだ。アダムの日記は、石板に描かれたようなイラストと共になんだかコミカルだ。現実主義で物を物としか見ていない。イブは、センチメンタルでロマンティック。色々すれ違いもするが、どちらも一緒に暮らすことが喜びなんだ。こういう本に出会えるから、読書メーターは楽しい。

  • びす男 さん

    男と女は別々の生き物だ。考え方も感じ方もまったく違う。なのに、寄り添って生きようとする■マーク・トゥエインと訳者の書き分けが見事。アダムは多くを書かず、淡々とした体裁に、愚痴や私情をひそめる。賢しらぶっているが、その鈍感さがおかしい■イヴは、自分を中心とする世界を詩情豊かに描く。驚くほど様々なことに気づいている。世界を楽しみ愛でることについては、彼女が何枚も上手だ■「……そこがエデンだった」という結句のセンスが抜群。世界にたった2人だった頃の寂しさを人類は今も忘れられないから、男女は惹かれあうのだろうか。

  • Shoji さん

    神様が創られたアダムとイヴは、楽園「エデンの園」での生活の中で禁断の実を口にして以降、徐々に人間臭さが見え隠れして行きます。マーク・トウェインは、その様をアダムの日記、イブの日記として小説仕立てにしています。最後の一行で分かりました。とても素敵な恋愛小説です。巻末に訳者のあとがきや文学を研究している先生の解説があります。すごく難しいことを書いています。そこは訳が分からないので流し読みしました。「アダムの日記・イブの日記」の部分は大変分かり易く、ユーモアもあり、素敵なお話でした。良書に巡り合いました。

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