トニー・ペロテット

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古代オリンピック 全裸の祭典 河出文庫

トニー・ペロテット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467061
ISBN 10 : 4309467067
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
278p;16

内容詳細

古代ギリシアのオリュンピアで、紀元前八世紀から実に千二百年もの間、四年に一回、一度も欠かさずに続けられたオリンピック。短距離走、長距離走、五種競技、格闘技、戦車競走などを迫力満点に再現し、一方で食肉市場、娼婦たち、芸術祭、賭けや賄賂など、競技場周辺の大騒ぎもつぶさに描く、熱狂と興奮の一冊。

目次 : ゼウスに愛をこめて/ スポーツに溺れたギリシア人/ カウントダウン/ オリンピック訓練所―ギムナシオン/ スポーツファンの苛酷な試練/ 競技場周辺の空騒ぎ/ 栄光をめざして―開幕!/ 血に染まるトラック―戦車競走/ サバイバルの五種競技―ペンタスロン/ 勝利の晩餐/ 聖なる食肉市場/ 芸術を愛さざる者、立ち入りを禁ず/ 不朽の名声を求めて/ 聖地に降った槍/ 忘れられた女神たち/ 勝利か死か―格闘技/ 医師たちの苦悩/ 宴のあと

【著者紹介】
トニー・ペロテット : オーストラリアのシドニー出身。旅行・歴史ジャーナリスト。アジアや南米などを旅して新聞・雑誌に寄稿。ブエノスアイレスでの特派員生活を経て、ニューヨークを拠点に活動

矢羽野薫 : 千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じぇろポーta さん

    聖火リレーはナチスの想像の産物。当時も八百長不正が横行した舞台裏。栄光は勝者のもの。敗者は恥辱にまみれろ(スポーツマンシップなど古代ギリシア社会には無い)。脳みそまで筋肉でできてんのか?とツッコミたくなる最期を遂げたレスリングの英雄たち。ヒトラー(ナチス)がスパルタを大好きなのはそりゃそうだよね。お似合いすぎる。一般に現代人が考えるよりはるかに信心深い古代ギリシア人。オリンピック最大の目玉は競技そのものではなく主神ゼウスに一千頭の牡牛を捧げる儀式だった。さくっと読めて当時の観客たちの熱狂具合が伝わる良書。

  • 鴨長石 さん

    古代オリンピックが長期間続いていたことは知っていたが、その大会フォーマットまでガッチリ固められて1000年近くも続いていたとは驚きだった。4年に1回、たった5日間だがまさに「祭典」と言える大変な盛り上がりが想像できる良書だった。全裸ということに関しては今まで特に何も思っていなかったが、当時日常生活では普通に服を着ていたことを考えると確かに不思議で面白い。競技以外でも多数の観客を狙って商売や演説が行われていたのは現代と変わらず、オリンピックの商業化など3000年近く前から大々的に実践されていたのだ。

  • mob さん

    おめでたい建前に包まれた近代オリンピックと違って、人間性が丸裸になるイベントだった古代オリンピック。買収、呪術から鬼コーチが付属する選手村、墓地でも励む娼婦の群れまで、人間味あふれる記述が続く。全裸まみれの挿絵は彫刻でなく壺絵レベルのものが多いが、ミニマムなのに(※当時の美意識です)いちいち目立つ突起を見て「またか、もげろ」と思う程度にはくどい。体験風だったり解説だったり一貫性は無いが、とりあえず本来のオリンピックと古代ギリシアの雰囲気を味わうには良く、興味深いエピソードも多い。

  • bittersweet symphony さん

    政治やマーケティングやおもてなしの精神ではなく、個人の強烈な意志力こそが本当はオリンピックのコアになるべきだという事が如実にわかる内容。

  • 猿山リム さん

     オリンピックの蘊蓄でも語れたらと思い手頃な物を取り寄せた一冊。  学者ではなくオーストラリアのジャーナリストが当時を想像して再現した作品のようだ。  資料は残っていないといいつつ想像で言い切っている部分も多く、細かな部分は蘊蓄素材として信用できない印象。  海外の方に多い大袈裟な表現もそのまま信用すると、矛盾することが沢山出てきて辟易。  全裸の男性がその美しさのアピールと共に男性の恋人を求めて云々と行った辺りに腐ったお友達にオススメ。  壺に描かれていたという絵が根拠の割合が高そう。  チンチンつき。

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