リチャード ブローティガン

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西瓜糖の日々 河出文庫

リチャード ブローティガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309462301
ISBN 10 : 4309462308
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,209p

内容詳細

コミューン的な場所、アイデス“iDeath”と“忘れられた世界”、そして私たちとおんなじ言葉を話すことができる虎たち。西瓜糖の甘くて残酷な世界が夢見る幸福とは何だろうか…。澄明で静かな西瓜糖世界の人々の平和・愛・暴力・流血を描き、現代社会をあざやかに映して若者たちを熱狂させた詩的幻想小説。ブローティガンの代表作。

【著者紹介】
リチャード ブローティガン : 1935‐84年。アメリカの詩人、小説家。ワシントン州タコマ生まれ。様々な職業を転々としたのち、サンフランシスコに出てビート周辺で詩を書くようになる。64年に『ビッグ・サーの南軍将軍』を発表

藤本和子 : 1939年東京生まれ。作家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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曜日ごとに色の変わる太陽と、西瓜糖で出来...

投稿日:2021/04/25 (日)

曜日ごとに色の変わる太陽と、西瓜糖で出来た町。そして失われた世界。 穏やかなのに、不思議な世界。本で異世界を旅するとはこういうことか、となる。

しち さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    中空にぽっかりと浮かんだ詩のような小説。しかも、この物語は、より大きなメタ・フィクションの一部であるかのようなのだが、どうやらこれで自足し、完結しているようだ。iDEATHというコミューンを核とした不思議な世界がそこに現出するが、その名前からも明らかなように、そこは「死」の世界を内包しているようなのだ。静かな静かな世界―しかも、そこには西瓜糖の甘やかな香が横溢している。そして、隣接して存在する<忘れられた世界>からは、「滅び」の空虚と頽廃とが漂ってくるのである。

  • kinkin さん

    ブローディガンは「アメリカの鱒釣り」以来だ。読んだといってよいのか体験したといってよいのか戸惑いながら。本の中には始まりも終わりもない西瓜糖の世界が広がっていた。大声や喧騒のない静かな世界がキラキラと輝いているように感じた。西瓜糖の濃縮された甘さ、それが結晶化してきらめいてみえるのかもしれない。読んだ本というよりも常に読み続けている本ということにしたい。

  • ケイ さん

    これを書いた時代の未来に対する絶望や諦観が伝わってくるよう。不必要に発展していく時代から古い秩序ある時代への回帰願望がほのかに見える気がする。村八分的な冷たさや容赦のなさは、アメリカでは、前からの入植者と新参者との間に実際にあったのではないか。自分たちを守るために、身内のような仲間内では助け合いながらも、仲間ではない者や仲間ではなくなった者達に対する冷たさにはぞっとした。かすかに幸せも見えるが、読後にはやるせなさが残る。スイカは、甘いけれど、水っぽい。渇きや癒せても、心の飢えは癒せないのだろうか

  • 青蓮 さん

    読友さんのお勧めから。とても良かったです。コミューン的な場所、アイデスと【忘れられた世界】、そして言葉を話すことができる虎たち。西瓜糖の甘くて儚げな世界は現実から遊離した詩的で幻想的な心象風景。しかし、そこは優しいだけの、完璧なユートピアではない。流血や自死もある。【iDeath】との名の通り、そこは最も死に近い場所なのかもしれない。もしくは目を開けたまま、束の間に見る夢なのかもしれない。「あなたがわたしの名前をきめる。あなたの心に浮かぶこと、それがわたしの名前なのだ。」

  • アキ さん

    1964年に書かれたブローティガンの小説。岸本佐知子が最も影響を受けた小説だそうです。藤本和子翻訳も原文を読んでいないので、素晴らしさは分からず。西瓜糖とは、watermelon sugarなんですね。あまり馴染みがないのでイメージも湧かず。途中、虎に両親を食い殺され、仲間たちが指や鼻を切って死に、エリザベスも首を吊って死ぬ。煉瓦で閉じ込め、小屋を焼く。まるで死ぬことが目的のようなストーリー。よくわからないまま、読み終えてしまう。現実にはない西瓜糖でできた世界を、幻想的というには強烈な死の匂いが充す。

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リチャード ブローティガン

作家・詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、サンフランシスコへ。67年刊行の『アメリカの鱒釣り』は世界的ベストセラーになり(藤本和子による邦訳書は75年に晶文社から刊行)、一躍カウンターカルチャーが隆盛する時代の人気作家となった。84年、ピストル自殺

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