葬儀 河出文庫

ジャン・ジュネ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309462257
ISBN 10 : 4309462251
フォーマット
出版社
発行年月
2003年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,416p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    悪と美で彩られた作品でした。俗悪を賛美する稀有な書物であり、希望の危うさ直接触れることで成り立つロマンスが奏でられると言っても良いでしょう。「私」の「ジュネ」への愛は汚れながらも美しい危険性を秘めているように思えます。俗なるものを聖化させてしまう世界観に酔いし入れるしかないのです。

  • syaori さん

    恋人ジャン・Dの死から語り始められる物語は、「彫像の胸をたち割って二十歳の青年を釈放することが狙いである」とあるようにジャン・Dのための物語なのでしょう。何度も彼を花で「飾り立てる」イメージが語られることからもそう感じました。糞と精液と男色と殺人と、あらゆる汚物と悪徳にまみれた荘厳な饗宴のなかで、語り手が彼からの言葉〈前よりももっときみが好きだよ〉をジャン・Dに返しているのかもしれないとも思いました。饗宴の後の「雛菊の花を、しずかに、恭々しく捧げ」る優しいリリックな、少し寂寥感もある余韻がとても好きです。

  • oz さん

    小説におけるジュネの戦略はサルトルが『聖ジュネ』で分析してみせたように私生児・同性愛者・囚人という卑賤な出自を裏返しの強さに昇華し、ある種の聖性を帯びたことにあるが、これはポスコロの戦術の先取りでもあって、現代文学の基本戦術の一つである。ジュネの小説作品は殆どが四〇年代に獄中で書かれ、『葬儀』はその時期の最後に記された最も過激な作品で、小説以後のジュネの姿も垣間見れる。特にナチズムへのシンパサイズ(恋人の敵で祖国の敵であるはずのナチスに自らを同一化してしまうという屈折したプロセス)としてその一端がある。

  • なめこ さん

    禁忌だの問題作だのと散々扇情的な文句を見てしまった後に読んだせいか(悔やまれる)、ある意味では拍子抜けしたのだが、まったく予想できなかった別種の面白さがあった。と、いうのも、ひたすらにロマンチックなのだ、この語り!「私」が愛する男「ジャン」(語り手と同名)の死によって語り始められることになったこの作品は、「私」の彼への愛が様々な登場人物によって媒介され、もうほとんど媒介そのものへの愛のようになってしまい、語り手の一人称であったはずの「私」が突然その媒介の一人物の一人称にすり替わっていたりする。

  • みほ さん

    乗り移り系の文は初めてだ。はぁ?と思ったのもつかの間で、すぐにヒトラーにもなれた。 (わたしは世界のおかまを掘っているのだ)などなど笑える壊れ方が沢山あって、ものすごいクソ野郎だ。

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