チャールズ ブコウスキー

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くそったれ!少年時代 河出文庫

チャールズ ブコウスキー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309461915
ISBN 10 : 4309461913
フォーマット
出版社
発行年月
1999年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,435p

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腹抱えて笑えます。お薦め。

投稿日:2009/11/25 (水)

腹抱えて笑えます。お薦め。

MAZ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ さん

    原題は『ライ麦ハムサンド』。訳題は理解しにくい。半ば自伝。幼児の1920年頃から真珠湾攻撃後まで。最初はまともに見える父が、次第に激しい体罰を与える。1929年の大恐慌と無縁ではないだろう。苛立ちを息子に向ける。友人を持つことを許されない少年は、それでも友も得、図書館で名作に読み耽る。自分でも書く。書いた内容を見た父がそれらを捨てようとした時、息子の方が体力が勝っていることに父子とも気付く。カレッジに行き始める頃から全身のデキものに悩まされる。性への目覚めがあきれるほど、そのまま。なんとなく名作だ。

  • やいっち さん

    詩人ブコウスキーは、1920年ドイツの生まれ。真珠湾への日本軍の奇襲攻撃の臨時ニュースを聞くまでのほぼ二十年間が描かれている。誕生の記憶が冒頭に書かれているが、そのことにまず衝撃を受ける。三島由紀夫の小説と比べてみたいと一瞬思った。その後、一家でロサンジェルスへ移住。当時のドイツはヒットラーの時代。ドイツ人の一家がどんな偏見下にあったか想像が付こうというもの。

  • kazi さん

    チャールズブコウスキーによる誕生〜青年期までを題材にした自伝的小説です。調べてみると、著者がこの作品を書き上げたのは、60歳を超えてからだった。インタビューで「あの時期にたどり着くのに長い時間と隔たりが必要だった」と語っていたが、読んで納得。この地獄のような少年期を読むと、その頃の自身を客観視して書くために長い時間がかかったというのも頷けます。大恐慌が吹き荒れる西海岸の下町、日常的に体罰を行う強権的な父親、父に服従し自分をかばってくれない母親、どこへもたどり着けない性衝動、同世代の少年たちとの喧嘩、

  • おすし さん

    配られたカードで勝負するしかないじゃないか。いい手札がたまたま揃ってるやつは無自覚にそれをひけらかすし、持っていないやつの惨めさなんて思いついたこともないんだろう。ろくでもないカードばかりでも手放せるならまだまし、自分の意志と無関係にしょわされて逃れられないものもある。クソッタレだぜ少年時代!ヤケになったりもするけれどそれでもハンク少年は自分と向き合って逃げずにぶつかっていく。タバコや酒やケンカやらしょうもないこともいっぱいするけど肝心なとこは踏み外さない、わりとマトモなお話でありました。

  • 秋 眉雄 さん

    これはいわゆるビルドゥングスロマーンではないです。もう、生まれたときからブコウスキーという手強い男が出来上がってしまっているというか。映画『竜二』の北公次風にいえば、「ブコウスキーさんは、いつだってブコウスキーさんですよ」みたいな。勝手なこじつけや、取って付けた深読みを煙に巻くかのような原題。追い詰められた猫、最後の鞭打、腫れ物は膿だらけ、女たち。ホントにくそったれな少年時代。読み終わってみれば、邦題はこれ以外に考えられない気がします。

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チャールズ ブコウスキー

1920‐1994。ドイツ生まれのアメリカの作家。高校卒業後に就職したり進学したりするも長続きせず、22歳で放浪生活をはじめ、雑誌に大量に短篇を書き送る。第二次世界大戦にともなう徴兵検査で心身ともに不適格となると、ロサンゼルスに落ち着き、郵便局に勤めるかたわら、詩集を出版したりアングラ新聞にコラムを

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