ジョン・クレランド

人物・団体ページへ

ファニー・ヒル 河出文庫

ジョン・クレランド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309461755
ISBN 10 : 4309461751
フォーマット
出版社
発行年月
1997年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,265p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • syaori さん

    この娼婦の回想に対し、彼女は運が良すぎる、悲惨な運命をたどる女性のほうが多いはずと言うこともできるでしょうが、自分はそんな現実には蓋をして、この物語全体を覆う典雅で衒いのない明るさ、美しさに乗ってしまいました。物語は、天涯孤独の身の上のフランセス(ファニー)が初恋の人との別れや愛人とのゴタゴタなど様々な試練や経験を通して見聞を広め、最後は財産と幸せを手に入れるという、お伽噺か教養小説を思わせるような流れになっていて、フラゴナールなどの風俗画を思わせる雰囲気の大人のエロティックな童話として堪能しました。

  • 松本直哉 さん

    きわどい性描写にもかかわらずいささかも典雅と気品を失わない文章は訳者の吉田健一によるものかと思ってkindleで原文も読んでみたけれど、原文もまた優美かつ艶麗なのであった。まぐわうということのシンプルな喜び、その innocence が罪や恥の観念によって損なわれる前の黄金時代の、肉体の快楽と精神の快楽が矛盾するどころか相補いあい高めあう様子が印象的。親しい女友達への告白の形をとったヒロインの独白という書き方は、同時代のマリヴォーの『マリアンヌの生涯』やラクロの『危険な関係』を思い起こさせる。

  • ちぇけら さん

    悦びの泉に彼の熱が触れるだけで、たまらない官能の刺戟に成熟には遠い身体が震えて、どこまでも彼とひとつでありたいと全身にある皺のひとつひとつが、腿の内側にあいた口にはあまりに大きすぎる、しかし私をたとえようもなく捩らせてくれる彼の愛玩具をつつみこみ、すると彼は思わず優しい声をもらして急に動きをとめたと思ったらまた激しく動きだすというのを何度か繰り返し、はじめよりも硬くそして熱くなるいとおしい製造機から、彼の昂りが生んだ真珠玉が私にそそがれ、光がヒューズしたような至上の快楽にひたる私の唇を彼の唇がふさいだ。

  • Yui.M さん

    1963年ニューヨーク州最高裁判所の判決によって“ワイセツ文書”にあらず、と断じられたからといって現代においても然りと判断するのは性急である。たしかに陳腐で卑猥な直接的な言葉で表現されてはいないし、美しい表現や描写だと思える部分もなきにしもあらず。だが何よりも、翻訳された日本語の文章が非常に読みにくく、つたない。ワイセツ文書ではないと断言するには、原書を読むしかない。文章を追っていくのが大変で内容まで味わえなかった。

  • たま さん

    娼婦が主人公で性描写がたくさん出てくるけれど、鬱々とした湿っぽさはありませんでした。好奇心をもって一つ一つ性の世界を開拓していく主人公が朗らかなので悲壮感を感じさせません。また、主人公たち娼婦を住まわせる雇い主側の、性風俗界で働く者としての矜持みたいなものも興味深かったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品