ブルックリン最終出口

ヒューバート・セルビ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309460680
ISBN 10 : 4309460682
フォーマット
出版社
発行年月
1990年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
320p;15X11

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    ひどくアメリカ的な本だった。 全編が性と暴力と退廃に 満ち溢れており、血の 匂いを感じる。1964年に 出版されたこの本、 大ベストセラーになった らしいが、私は好きには なれなかった。 著者の経験が色濃く表れて いるらしく、自分では コントロールできない エネルギーに流される人々 がひしめき合って 生きていく…だが読みながら 感じる不快感をどうにも コントロールできない読書 だった。

  • NAO さん

    題にもなっている交通標識に従ってブルックリンに入ると見えてくる厚生団地と海軍基地。5部に渡って描かれるこの街に暮らす様々な人々の暮らしぶりから浮き彫りにされる住民たちの歪みや怒り。終曲の厚生団地では、ラストを彩る打ち上げ花火のように、住民たちの挿話が交錯する。彼らは、得体のしれないエネルギーに駆りたてられている。そして、死に直面している。ブルックリンでのその日暮らしの日々の中でこのままの生活を続けるなら死ぬしかないと思い、その恐怖を語らなければと考えたという作者の実体験を元にした生々しい描写である。

  • syota さん

    ニューヨークきっての貧民街だったかつてのブルックリンに暮らす人々を描いた異色の作品。長編というより6話からなる連作短編集と見るべきだろう。酒とクスリと暴力、セックスに明け暮れる刹那的な生き方は村上龍の『限りなく透明に近いブルー』に似ているけれど、こちらの方がはるかに暴力的で破滅的だ。作者自身がブルックリン育ちのため臨場感は抜群で、話し言葉そのままの特異な文体も、読みにくいが内容にマッチしている。最後の2話はやや毛色が違うが、米国社会の底辺で暮らす人々の一日をスケッチした最終話「地の果て」が印象に残った。

  • 花乃雪音 さん

    1960年代の混沌としたブルックリンを舞台に主人公が入れ替わる短編連作集を思わせる作品。訳者あとがきで作者は自身を基本的に清教徒であり、教訓的な性格の持ち主であると語っていることが書かれているのを読んで思い返すと登場人物たちの行動には不快な思いをすることが多々ありとても善人とは言い難いが、作者は決して悪意を持って彼らを表現していないように思えてきた。

  • 那由多 さん

    1960年代のアメリカ文学。暴力と堕落の街。【2019.8.14 投稿】

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