鞠子はすてきな役立たず 河出文庫

山崎ナオコーラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309418353
ISBN 10 : 430941835X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
240p;15

内容詳細

「働かざるもの、食うべからず」と幼い頃から父親に言われてきた小太郎。経済的自立を目指し高卒で銀行員になった小太郎だが、院卒で書店アルバイトの鞠子は、結婚後は主婦を希望。絵手紙や家庭菜園など次々に趣味を楽しみ始める。人と比べず、自分の満足を大事にする鞠子。価値観の違う二人の生活の行方は!?『趣味で腹いっぱい』を改題。

【著者紹介】
山崎ナオコーラ : 作家。性別非公表。多様性と経済活動について考えている。2004年、会社員をしながら書いた『人のセックスを笑うな』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kei302 さん

    趣味は上を目指さない、競争しない。そうかなあ? 「趣味を始めたい」って何か違うような気もするし。前半は何となくモヤモヤした気分で読む。 後半、小太郎が銀行を辞めて鞠子の「単身赴趣味」に付き合うことになった辺りから面白くなってきた。鞠子、形から入る、やたらめんどくさい人です。小太郎がいい人過ぎる。

  • 優希 さん

    趣味に生きるのも1つの生き方だと教えられた気分です。

  • エドワード さん

    表紙のゆるい絵に魅かれて読み始めた途端、テーマの深さに驚く。小太郎は「働かざるもの、食うべからず」という父親の人生訓に縛られ、高校卒で銀行員として働く。鞠子は大学院で「とりかえばや物語」を研究する学究肌。そんな二人が結婚し、価値観は違うが仲睦まじく暮らす。小太郎は一貫してお金のために働く。そのお金で鞠子は趣味に生き、徹底的に働かない。労働とか何か、趣味とは何か、人生とか何か、根本的に考えさせる作品だ。二人とも小説を書くことになるが、鞠子は趣味、小太郎は仕事。最後に小太郎が変わり始めるのが新時代の予感だ。

  • のんぴ さん

    山崎ナオコーラさん、小説を通して社会問題を提起するactivist。趣味は好きで楽しいからやるもの、小説を含む芸術も面白いから観賞するエンターテイメント。役に立つのか、金になるのか、生存に有利になるのか、そんなことを考えてしまうのは下等動物の原始反応と大差ない。しかしどうしても夫が苦労したお金で趣味を楽しむ鞠子がずるいと思ってしまう私は拝金主義、効率主義に毒されているのか。必要なら働くけど、なんとかなっているのなら、楽しんで生活していきたい。小太郎も純粋に楽しみたい趣味ができたら鞠子が稼いでくれるのか?

  • 麻ノ葉 さん

    記念すべき今年の目標700冊目はこの本でした。 とある資格を受けに行った神保町の書店で何も考えず記念に買った文庫本。仕事で児童書ばかり読んでいると、自分に必要な本との出会いにうれしくなってしまう。労働とか趣味とか夫婦の形とか。改めて考えることは少なくなってしまったけれど、私は自分の心が豊かでいられれば軸足がどちらであってもいいと思う。どちらもであれば、もっといいと思う。だから、来年は一歩前に進もう。

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山崎ナオコーラ

作家。日常の社会派。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。性別非公表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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