家光は、なぜ「鎖国」をしたのか 河出文庫

山本博文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415390
ISBN 10 : 4309415393
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

かつて、日本が徳川家光政権時に「鎖国」にいたった道筋は、現在の状況によく似ている。世界的にも「内向き」傾向の今、その歴史の流れをつかむ。刻々と変わる海外情勢、幕府内部の勢力関係の変化、それゆえに起こる外交方針の急展開、そして将軍・家光の個性にいたるまで、総合的に追究することで、「鎖国」の本質を明らかにする。

目次 : 第1 一六・一七世紀の東アジア/ 第2 家光の政治と対外関係/ 第3 島原の乱とその影響/ 第4 幕府・藩・朝廷/ 第5 都市と農村/ 第6 外からの脅威と幕政

【著者紹介】
山本博文 : 1957年岡山県生まれ。東京大学文学部卒業。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。専門は日本近世史で、一次史料を丹念に掘り起こし、深い考察と親しみやすい文章で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    この4月に亡くなられた山本博文先生(東大史料編纂所教授)の著作。NHKの番組「知恵泉」で居酒屋のカウンターに座りコメントされてましたが…とても残念です。本書は先生の初著作となる89年刊の『寛永時代』に加筆・改題の上、文庫化したもの。30年の歳月を経ているが、論旨に変わりない自信作とのこと。近年「鎖国」という用語自体に対し議論があるようだが、三代将軍家光が後に鎖国と称される政策をとったのは何故か?その問題に正面から向き合い、徳川政権初期の体制確立に、家光の独裁的ともいえる個性がどのように反映されたかを語る。

  • しんすけ さん

    タイトルが納得できるのは半ば過ぎてからである。 コロナ禍にあって交易遮断の必要性を感じ「全世界の鎖国が必要なのではないか」と考えていたところに読友の感想に興味を覚え読んでみた。 ただし前半は家光の支配体制確立に関する詳細な記述が多く、増補前の『寛永時代』のままで良いのではと思わせることも多い。 半ば近く島原でのキリシタンの一揆に腐心する様が描かれ、キリシタン廃絶の構想が生じてくる。しかしキリシタンの背後にはポルトガルが存在した。ポルトガルは生糸の輸入に関して重要な国だった。

  • 紙狸 さん

    1989年出版の『寛永時代』という単行本に加筆して、2017年に文庫本になった。なぜこのタイミングだったかという示唆が「はじめに」にあって興味深い。学習指導要領の改定案で「鎖国」を「幕府の海外政策」にあらためるといったん発表され、反対論を呼び、「鎖国」は生き残ったという。確かに家光以後もオランダ、清との交易は続いたし、朝鮮とは国交があった。それでも筆者が「鎖国」という表現にこだわるのは、「鎖国」をしていたのでなければ、ペリーの「開国」要求の衝撃が理解できないからだ。なるほど。

  • kinta さん

    89年刊の『寛永時代』に加筆・改題の上、文庫化。最初の著作であるからか、若干学術的記述式が抜けてなくて、読書側も論文を読む姿勢になるか。幕府を軍事組織から役所的組織へ確立していく途上での障害は「思想」であったか。結句、貿易を断念せざるを得ない格好に。強権を発令してまでの思想統制。これを先回しにして、近世を固めていったことが、実は300年以上たってもこの影響下にある、ということがよくも悪くも動かしがたい事実として浮かび上がる。考察し甲斐のある事実だらけ。

  • スプリント さん

    鎖国へと舵を取ったのはなぜか。病弱な三代将軍家光の政権基盤の形成とからめて解き明かします。

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人物・団体紹介

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山本博文

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授。専門は日本近世史。1992年、『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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