日影丈吉 幻影の城館 河出文庫

日影丈吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309414522
ISBN 10 : 4309414524
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
366p;15

内容詳細

折口信夫が、江戸川乱歩が、そして澁澤龍彦が種村季弘が絶賛した、郷愁の作家の最高傑作集。「オウボエを吹く馬」「変身」「匂う女」「異邦の人」「歩く木」「ふかい穴」「崩壊」「蟻の道」「冥府の犬」…下町物、明治大正エロティシズム、“春日検事の事件簿”シリーズより、台湾物…の、多様な読み味の全11篇。異色の幻想・ミステリ作家の面目躍如!

【著者紹介】
日影丈吉 : 1908年、東京生まれ。作家。アテネ・フランセ卒。フランス語教師、フランス料理の研究指導などを経て、戦後、推理小説を執筆、『宝石』誌の懸賞に入選した『かむなぎうた』でデビュー。『狐の鶏』で日本探偵作家クラブ賞、『泥汽車』で泉鏡花文学賞受賞。1991年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    『日影丈吉傑作館』に次いで傑作集第二巻。自分が思う所の三大名作「かむなぎうた」「吉備津の釜」「泥汽車」は全て前巻に収録されたので、本書のラインナップを見るとやや地味な印象も受ける。ただその分著者の地の力量を感じる事の出来る作品が多いかな。地に足が付いた話という感じで。しっとりとしたノスタルジアに彩られた「匂う女」や「ふかい穴」に著者の台湾物に外れ無しというのを実感させてくれる「蟻の道」エッセイ調の中に難とも言えぬ滋味が感じられる「冥府の犬」等々。小説の、そして文章の持つ力を感じさせてくれる一冊でした。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「オーボエを吹く馬」は何度、読んでも悲しくて最後の一文に優しさをどうしても感じてしまう。「崩壊」のバカSF的でありながらも悪夢のようなラスト、「歩く木」の人間の深い闇、スパイものの「蟻の道」のグロテスク描写に恐怖が掻き立てられ、蒸し暑い日に読むとおすすめ。「冥府の犬」のノスタルジックであり、蠱惑的な魔の化現も味わい深い。多彩な作品を描け、翻訳家としての技量がありながらもそれ故に日が当たり辛かった日影丈吉氏。彼の作品がこれからも出版され続けますように・・・><

  • hanchyan@そうそう そういう感じ さん

    恥ずかしながら著者お初。主にWWUの戦後間もない頃の作なので、大正〜昭和初期を懐かしみつつ“現在”を受け入れる、て印象の短編集。その視座は、昭和を回顧しつつ「近々元号変わるかも」的な我々が生きる今現在に訴えかけるものがなくもなくない感じがする…とか。“ホラーぽい本格”や“本格チックなホラー”ていろいろあるが、この短編集におけるそれらの配分は個人的にはとても心地よい。SF要素とか純文学要素がスパイスを足すなら尚更だ。あと噎せ返るようなエロな!(笑)。て感じでマイベストは「ふかい穴」。とてもとても面白かった。

  • みや さん

    明治大正〜戦前・戦中・戦後を舞台とした幻想・ミステリの傑作短篇集。単なる奇譚にあらず、日影氏ならではの沈着な眼差しを通じ、それぞれの時代特有の雰囲気を堪能することができるのが魅力。事実と虚構の別が判然としない巧みなストーリー・テリングによって、グイグイと物語に引き込まれていく。台湾における従軍経験を下敷にした『蟻の道』の鮮烈なラスト・シーンに衝撃を受けた。

  • そのじつ さん

    日影ワールドを堪能。妖婦ものの割合が多かった。解説の阿部日奈子が「日影作品の女はいささか類型的だが」と書いていて確かにそう思うが、「男の夢の中の女」の裏側に「女という役割を課せられた人の現実」も描かれていて腑に落ちるものだった。11本中では迫真の緊迫感と異様なリアリティに興奮した「崩壊」がベスト。次が台湾に駐屯する日本軍の人物描写が見事な「蟻の道」。解説によると2本とも台湾が舞台らしい。日影自身の台湾での兵役経験が、細かなところにリアリティを持たせているのか、際立って立体感のある感触だ。

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人物・団体紹介

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日影丈吉

1908年、東京都生まれ。小説家、翻訳家、料理研究家。アテネ・フランセ卒業。フランス語教師および料理研究・指導者等を経験したのち、49年『かむなぎうた』でデビュー。56年「狐の鶏」で日本探偵作家クラブ賞、90年『泥汽車』で泉鏡花文学賞を受賞。91年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されてい

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