テレヴィジョン・シティ 河出文庫

長野まゆみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309414485
ISBN 10 : 4309414486
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
707p;16

内容詳細

アナナスとイーイーは“鐶の星”の巨大なビルディングで同室に暮らしている。二人は、父と母が住むという碧い惑星に憧れ、帰還を夢みている。出口を求めて迷路をひた走る二人に脱出の道はあるのか。そして、碧い惑星はまだ存在しているのか?…SF巨篇を一冊で待望の復刊!

【著者紹介】
長野まゆみ : 東京都生まれ。88年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞し、デビュー。『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rico さん

    星と少年の物語が読みたくて。とある星、林立する超高層ビルの中。少年アナナスは遠い碧い星への憧れを募らせ、そこにいるというママやパパ宛の手紙を綴るが、同室のイーイーはどこか冷ややかで。長野さんらしい透明感のある世界、でもここは、命の気配がない無機質なディストピア。少年たちは何者か。何のためにここにいるのか。700ページに及ぶ物語の中で、結局詳細が明らかにされることはなく、モヤモヤ感が。結末は多分別れと旅立ち。意図をもって作られた人工物だとしても、冒険心に溢れ別の世界を夢見る彼らは、まぶしく、とことん少年だ。

  • 橘 さん

    復刊で再読しました。この不思議で寂しい感じが好きです。わからないことはたくさんありますが、全部理解できる、というのも味気ないので、この世界観はたまらなく良いです。「誰かをキラうというのは、同時に自分の一部を失くすことでもある」という一文が心にひっかかりました。アナナスとイーイー、二人の間に交わされるやりとりが切ないです。一冊になって分厚かったですが、今回も引き込まれました。

  • ❁Lei❁ さん

    なんて静謐で、ロマンチックで、いじらしいSFでしょう。〈鐶(わ)の星〉の巨大ビルディングに生きる少年・アナナスとイーイー。彼らはテレヴィジョンに映る碧の惑星にあこがれ、そこに住むママとパパに逢うために、夏休みにロケットでの帰還を試みます。すべてが作りものめいた、無機質でモノクロな世界。しかし、アナナスの瞼の裏に映る海の光景は鮮やかで、どこか懐かしいのです。都市のビル群の中に暮らす私は、水と緑の残る故郷を想いながら読みました。私とアナナスの淋しさは、きっとこれから何度も《クロス》するのだと思います。

  • myc0 さん

    1000冊目は、この本の再読と前から決めていた。ママダリアが棲む青い星からはるかに離れたどこかの星で、テレビジョンに囲まれながら暮らすアナナスとイーイー。序盤から不気味な気配が漂い、ひやりとする。光、雨、宇宙…この作品の世界観は、先日行った「チームラボ」に似ている!17年ぶりの再読で、高校生の時と同じようにこの作品に感動できる自分にも安心した。言葉は死んでも文字は残る、その言葉がずっと支えになっている。

  • ❁Lei❁ さん

    この本に惚れこんでしまい、すぐに再読。ディストピア的管理社会とか、そこで手紙を書くことの意味とか、いろんな答えのない問題が提起されています。そんな中で私が感じたのは、「自分が生きた証を残したい」という願いです。その願いは、アナナスやイーイーのものでもあるだろうし、私の中にも存在するものです。みんなが一律に管理される社会で埋没していく自己を、いかに表現するか。それがきっと、頭の中にある思考を取り出して、文字という形を与えることなのです。だから私は今、論文を書いたりなんかしているのだと、改めて思います。

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長野まゆみ

東京都生まれ。1988年に『少年アリス』で第25回文藝賞を受賞。2015年には『冥途あり』で第43回泉鏡花文学賞と第68回野間文芸賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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