季節のうた 河出文庫

佐藤雅子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412917
ISBN 10 : 4309412912
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;15

内容詳細

昭和40から50年代、婦人誌等で家族への愛情に溢れた料理やすみずみまで行き届いた暮らしぶりを披露し、女性たちの憧れの的だった主婦・佐藤雅子さん。半世紀近く経た今なお、生活を愛する人々に影響を与えつづけている著者の、唯一のエッセイ集。初針仕事の指抜きづくり、初夏のティーパーティー、秋のいんげんを使ったピックルス、年こしのための支度の数々―毎日をいろどる54篇。

目次 : 初しごと/ 毘沙門天を支える女人像/ 折り鶴のたとう/ 台所のこと/ お砂糖で作ったあめん棒/ 着物のこと/ 二月の花スノードロップ/ 月末スープ/ 雛祭り/ 憲法起草のころ〔ほか〕

【著者紹介】
佐藤雅子 : 1909(明治42)年、東京・小石川生まれ。府立第二高等女学校卒業。31(昭和6)年、元人事院総裁である故佐藤達夫氏と結婚。77(昭和52)年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • くろうさぎ さん

    ずっと積んでましたが、ようやく読めました。家族愛に溢れ、物のない時代でも工夫を凝らし、丁寧に日々を暮らしていらっしゃった様子がとてもよく伺える本です。裕福なご家庭ではあるけれど、お手本にしたい家事への心構えがたくさんあります。四季折々の暮らしを楽しみ、誇りを持って家庭を守っていらっしゃる姿は今読んでも胸に響きます。レシピもたくさん載っていて参考になるし、家の中で立派に生きる女性の鑑であり、憧れでもあります。

  • kaoru さん

    お父上が海軍少将、御主人が憲法作成に関わった官僚という恵まれた環境で、主婦として一家をしっかり支えた奥様のエッセイ集。ハイカラで美味しそうなお料理やお菓子、ピックルスや梅干しなどの保存食、ドイツで学んだこと、季節ごとのしつらえなど今読んでも少しも古くない。女性が忙しくなり、こうした貴重な生活の知恵が失われてゆくのはとても残念。私の子供時代にはまだこうした女性が周囲にちらほらいたものだが……空襲で家が消失した際に残った手押しポンプが焼け野原で役に立った話などもあり、終戦記念日に読むのにもふさわしい本だった。

  • rakim さん

    祖母の時代・母の時代には「矜持のある主婦仕事」があったことを、本当の豊かさの原点のように感じます。パリッとしたシーツ、リネンケースの中のポプリ、カビ一つ無い綺麗に整えられた糠味噌床、お客様が無くても絶えることのなかった床の間の花など、昨年亡くなった実母のことを思い出してしまいました。回帰ではなくて今なりに受け継いでいくべき日本の生活を思う一冊。佐藤さんの「保存食ノート」は新品の一冊も別に購入してあるほどの愛読書。

  • ミス レイン さん

    日本人の原風景の中にいるお母さん像だと思う。戦前から戦後にかけての主婦の仕事を綴っているのだが、自分で工夫してこなすしかないと言う仕事の多さに脱帽した。その上で、色々と便利な物が増えてくると味気ない気がすると記されている。こんなに工夫と手間を凝らして整えられた環境(家庭)内で自分の為に色々な手順を踏んで作られた食事で育まれることのなんと豊かなことか。現代は躾は子供に施すものだけど、大人になっても母親やお姑さんに躾けられていくという当時の女性の在り方も、息苦しさはありそうだけどなんだか羨ましい。

  • 食物繊維 さん

    言葉遣いは柔らかいのですが、きりりと引き締まっている生活が伝わってきます。実母からも姑さんからも厳しくも温かく教えを受け、それを内面で育てた素敵な主婦さんの生活記録です。嫁ぎ先で味噌等は保存食でなく非常食と教えられたとの文は、災害の多い日本人の知恵が伝わっていたのだとハッとしました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品