ザ・中島らも らもとの三十五光年 河出文庫

鈴木創士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412832
ISBN 10 : 4309412831
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
283p;15

内容詳細

「君が死んでから、君のことを書いてもいいと思えるようになった」中島らもの作品に何度もSとして登場する盟友が、その狂おしく激しい交友の軌跡を通して異才の真実を、破滅へ急ぐ若者たちの姿とともに苛烈な美しさで描き出す名作『中島らも烈伝』とその後の文章・対談を集成。中島らも没後十年に捧げた新たなる奇蹟。

目次 : 中島らも一千一秒―前書きにかえて/ 中島らも烈伝/ 死後の生/ 砂漠のスカラベ―丹生谷貴志との対談

【著者紹介】
鈴木創士 : 1954年生まれ。批評家、作家、フランス文学者。ミュージシャンとしてEP‐4、鈴木創士グループなどで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    親友が描く、中島らも伝。とはいっても、まるで一筋縄ではない。鈴木創士は、らもとの交流の日々を、まるで文学作品のように、詩的に、叙情的に、苛烈に描いていく。それこそが、親友らもに対する正しき追悼であるかのごとく。にしても、彼らの若かりし頃の日常は、馬鹿馬鹿しさに貫かれながらも、同時に死にも彩られていたことに驚かされる。その残酷な混在こそが、らも文学であり、中島らもその人を構成していたのだろう。

  • xtc1961ymo さん

    中島らもの朋友による、交遊録といえなくもないが、ただ其れだけでなく、文体に工夫をこらし、黙示録や叙事詩のように、不気味な迫力で読ませます。兎に角読んでみて下さいとしか言えません。前半やたらと人が死にます。薬をやりながら酒に溺れかなり飛んでいてそのせいで半ば廃人になりかけ生き急いだんだとわかりますが、周りの家族友人もよくそれを許して面倒をみたなあと本当にたいへんだったのは、本人よりも周りだったと痛感しました。もっとらもさんの小説を読みたくなりました。まことにS氏らしいはなむけの書であります。

  • 袖崎いたる さん

    らもは推理小説すなわち因縁話つまり復讐譚は書けない人だった。…これに何か、刺さるものがある。「つまり、理由を見つけようとしないんだよ」「だから多分、彼にとっては「原因」というものはないんだ。いくつかの、無視できない「結果」だけがある。」あゝ沁みた

  • mao さん

    中島らもという人は、複雑で絶妙な立ち位置に立っていた人なのかなと思った。個人的にベーコンが好きなのもあって、ベーコンとらも氏の関連の話は心に残った。君がどんなでもいいんだぜ〜♪という心の在り方はたまらなく素敵だな。死については、私の知らない見方が存在する事を知った。文章は、著者が仏文学者だからか、新鮮で不思議な印象を受けた。多少難解にも思われたので、本棚に置いて適宜再読したいと思う。

  • Yuho Tanuma さん

    中島らもの盟友であった鈴木創士氏が中島らもとの思い出などを語ったもの。 フランス文学の翻訳者でもある鈴木氏の独特な詩的な文体がノイズになるが、ヘルハウスと呼ばれた時代の中島らもの家に居候していた時代のいろんなエピソードが興味深い。 本人や妻の書いた話とは別の生々しいリアリティと切なさがある。

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1954年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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