ON THE WAY COMEDY 道草 平田家の人々篇 河出文庫

木皿泉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309412634
ISBN 10 : 4309412637
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
307p;15

内容詳細

平田家の三人―頼りないけど憎めない父、のんきでおおらかな母、両親を鬱陶しく思いながらも本当は好きな娘のなにげない日常。そこへ家出してきた娘の同級生も加わり!?TOKYO FM系列にて放送されていた伝説のラジオドラマに木皿泉が書き下ろした家族ものシリーズ全十一話と、オマケの前口上&文庫あとがきを収録!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    あの名作「すいか」の前に書かれたラジオドラマの脚本集。フツーの家族のおかしくも哀しい日常を切り取る。主人公の小吉さんとほぼ同世代なので、笑いは些か自虐的です笑。亡き兄の大吉さんやヒマワリを買うきっかけのイガグリ君など、日常の生活のどこかでふと喪失感が浮かび上がるのが、木皿さんの作風というか、スタイル。きっと1.17の阪神淡路大震災の経験が根っこにあるんだろうなあ。今年でもう22年です。

  • 野のこ さん

    人の家庭はミステリアスなもの。木皿さんの天然記念物ホームドラマ、にやにやしながら読みました。愛すべき平田家〜ごたごたしてるけどとっても楽しそう。なんだかんだ家族っていいな♪って思えてきました。タンポポのお花見素敵。妻 小麦の若いころのエピソードがすごい。何気にいちばん強烈な人物かも。父 小吉は完璧、西村雅彦さんイメージ。なごみ系。歩ちゃんとコンドーくんの船場のシーンはじわ〜と良かったです。2人に期待です。

  • 禿童子 さん

    2002年という近未来ならぬ「近過去」に放送されていたラジオドラマのシナリオ。父親43歳、同年の母親、娘14歳という家族構成は、同時期の我が家とほぼ重なっているので、懐かしいという思いに充たされる。毎回車の中で交わされる会話という設定のホームコメディは、落語のようなドタバタ劇あり、しみじみした思いもあり、いろんな感情を盛り込める。娘の同級生を下宿させるという漫画チックな話もあって、読んでいて声に出して笑うのも久しぶりだった。放送の進行とともに登場人物が少しずつ年齢を重ねていく趣向も面白かった。

  • miyu さん

    やっぱり昔から木皿泉は面白い。面白くてやがてホロっとして。最後はニコニコしたりする。この家族にコンドー君が絡むことで、さらに面白い。なんなの、こういう普通の生活や人生を意味のあるものに変えてしまう魔法みたいな彼らって。読んでよかった。

  • 瀧ながれ さん

    以前、仕事中にラジオをかけていると、夕方に西村雅彦さんの声が聴こえてきて、短いラジオドラマが始まって、いい感じの音楽で終わって、こらえられずに吹き出したり、ほろりときた涙をこっそり拭いたりしたよなあ、と懐かしく思いました。平田夫妻と15歳の娘と、途中から娘の同級生の男の子が下宿して笑ったりケンカしたり。木皿泉ですから、いいドラマです♪

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人物・団体紹介

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木皿泉

1952年生まれの和泉務と、57年生まれの妻鹿年季子による夫婦脚本家。03年、初の連続ドラマ「すいか」で向田邦子賞受賞、同作でギャラクシー賞受賞。また、初めて手がけた小説『昨夜のカレー、明日のパン』は2014年本屋大賞第2位、山本周五郎賞にもノミネートされ、のちに自身の脚本で連続ドラマ化もされた(本

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