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ドライブイン蒲生

伊藤たかみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309410678
ISBN 10 : 4309410677
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan

Content Description

客も来ないさびれたドライブインを、経営する父。昼間から酔っぱらっている父を嫌った姉は、中学でヤンキーになる。だが父の死後、姉と弟は、蒲生家の“かすけた”血が、自分たちにも確かに流れていることを感じる。そして今、子連れで離婚寸前、ぱさついた茶髪の姉を、弟はなぜか、美しいと思う…ハンパ者一家を、哀惜にみちた筆致で描く、芥川賞作家の最高傑作。

【著者紹介】
伊藤たかみ : 1971年、兵庫県生まれ。95年、『助手席にて、グルグル・ダンスを踊って』で第35回文藝賞を受賞し、デビュー。2000年『ミカ!』で小学館児童出版文化賞、06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞、『八月の路上に捨てる』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • チアモン

    家族、そして血の繋がりの濃さがとても心に響く作品でした。3つの短編集でしたが、やはり最後に戻るところは家族の元なんだなぁと感じた。

  • hit4papa

    夫ともめている姉「ドライブイン蒲生」、行方知れずの母「無花果カレーライス」、死の床についている父「ジャトーミン」。ともに家族に対するわだかまりみたいなものを回想し、今の思いをあらためて確認しちゃう三作品です。ろくでなしの家族をもった人々の、苦悩とはいかないまでも、面倒な日々が浮彫りになります。何があったにせよ、家族に対してはいつかはささやかな赦しの感情が生まれるものだと共感しました。「無花果カレーライス」が最も象徴的です。軽妙で淡々とした語り口ゆえか、感動までは程遠いですね。そこが味なのでしょうけれど。

  • いっち

    「ドライブイン蒲生」とは、主人公が幼い頃に、父がやっていた店の名前。客が入らない、しがない飲食店。父は店を開けない日が多くなり、酔っぱらう。暴力もふるう。作中の「かすけた」という言葉が印象に残った。やつれた、くたびれたという意味。「かすけた」のは、主人公の姉であり、主人公自身であり、夜の国道一号線であり、切れ味の悪いアイスピック。私は、主人公のことを「かすけている」とは感じなかった。暴力をふるい、酒を飲んだくれた父に育てられ、父を軽蔑していたはずなのに、主人公は、同じような人生を送る、情けない人間のよう。

  • dr2006

    家族への回帰の3つの短編。左肩の内側がむず痒くなるような、必死になって掻き毟ろうとする彼らの葛藤が描かれている。流れている「血」はただの血液ではない。家族に流れている血だ。入れ替えることは出来ない。伊藤さんの作品は主題の重さに対し淡々としているから後味は悪くない。作中、スペード模様のことを「クロモモ」、ハートを「アカモモ」と言うことが紹介されていて、その昔、真面目な同僚から冗談だと思って聞いたことと、必死に説明するその同僚を思い出して、ちょっとニヤけた(笑)

  • たぬ

    ☆4 父は八九三、姉は中3にしてアイスピックでセルフ入れ墨。この吹き溜まり感はなんなんだ。関西弁がそれに拍車をかけてるのは間違いない。標準語ではこうはいかない。表題作はじめ3編とも家族を描いてはいるけれど、いわゆる「普通」の家族とはかけ離れてる。母親に嫌がらせをしていたり、父が愛人(疑惑)を家に出入りさせていたり。自分とは無縁の世界だなあと思いながらも読んでいる最中は妙に心地よかった。

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