短歌の友人 河出文庫

穂村弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309410654
ISBN 10 : 4309410650
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
15cm,269p

内容詳細

歌を作り、歌を読み続けてきた歌人が、歌について考える。自己、他者、コミュニケーション、性別、リアリティ、共同体、時代…様々な世代の歌人たちが詠った短歌の「面白さ」を味わううちに、その背後にある世界の「面白さ」が立ち現れる。各界の評判を呼んだ、著者初の歌論集。伊藤整文学賞受賞。

目次 : 第1章 短歌の感触/ 第2章 口語短歌の現在/ 第3章 “リアル”の構造/ 第4章 リアリティの変容/ 第5章 前衛短歌から現代短歌へ/ 第6章 短歌と“私”/ 第7章 歌人論

【著者紹介】
穂村弘 : 1962年、札幌市生まれ。歌人。2008年、『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞受賞。また、「ほむらひろし」名義による絵本翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    「短歌」や「短歌研究」など短歌系の専門誌に書かれたものを集積。第7章「歌人論」は論文風だが、他のものは短歌をめぐるエッセイとして読める。掲載歌の度重なる重複が気になるところではある。それらの歌はそれだけ多角的な良さを持っているということか。様々な傾向の歌が取り上げられ分析されているので、実作者にとっては格好の短歌塾といった趣きをも持つ。いたってわかりやすく、実践的な観点からの助言とすればいいのではないか。エッセイストではなく、本業での穂村弘もエッセイ同様に自然体。

  • コットン さん

    ほむほむによる短歌解説本。リフレインの技法を使った短歌が面白い:『電話口でおっ、て言って前みたいにおっ、て言って言って言ってよ』(東直子)『言い訳の言い訳のその言い訳を柔軟剤の匂いの中で』(伴風花)。そして、気に入ったのは『手でぴしゃぴしゃ たましいに水をかけてやって 「すずしい」とこえ出させてやりたい』(今橋愛)

  • さおり さん

    私にはとにかく難しくて、エッセイの時と違ってほむほむの言うことがほとんど理解できんかった。例えば小説は、それぞれが好きな読み方をして、それぞれに好きな解釈をするけど、短歌はなんか、違うらしい。考えてみれば百人一首の解釈だって、ばっちり「正解」があるもんね。「読める」ようになるのには鍛錬とセンスが必要で、「詠める」ようになるのにはさらなる鍛錬とセンスが・・・。知るほどに恐ろしい短歌の世界。私はとりあえず、百人一首読んどくよ、ちびまる子ちゃんと。

  • 美登利 さん

    穂村さんの講演会に先日参加して、彼の持つ穏やかな話口調と雰囲気はエッセイで受けるイメージと変わらずに、とても好ましいものでした。益々ファンになりました。歌人としての穂村さんの解説本はこれまでに何冊か読んでいましたが、この本はそれらよりも前に書かれた大変真面目な歌論集です。前衛短歌の件はとても難解で、これはほむほむではないぞ!別人だろう?分かりやすく短歌の背景を門外漢の私にも解説してくれる穂村さんもいるし。一体彼は幾つの顔を持つ人なんだろう。短歌は情報が圧縮されているということ。ああ、なるほどです。

  • 佐島楓 さん

    穂村さんの歌論が好きだ。もしかしたらエッセイよりも。短歌から世代論につなげていく文章の鮮やかなこと。こちらも襟を正し、けれどガチガチに緊張はせず読める、というさじ加減のあたたかさ。すごいなぁ、短歌の世界って。

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人物・団体紹介

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穂村弘

1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌をはじめとして、評論、エッセイ、絵本、翻訳など広い分野で活躍。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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