ノーライフキング 河出文庫

いとうせいこう

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309409184
ISBN 10 : 4309409180
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
15cm,209p

内容詳細

小学生の間で空前のブームとなっているゲームソフト「ライフキング」。ある日、そのソフトを巡る不思議な噂が子供たちの情報網を流れ始めた。呪われた世界を救うため、学校で、塾で、子供たちの戦いが始まる。そして最後に彼らが見た「キング」の正体とは?発表当時よりセンセーショナルな話題を呼んだ、著者圧倒的代表作。

【著者紹介】
いとうせいこう : 1961年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業後、講談社入社。「ホットドッグ・プレス」の編集者を務める。退社後は小説家、ラッパー、MC、プロデューサーなど、多方面で活躍。『ノーライフキング』が第2回三島由紀夫賞の候補になる。2006年より雑誌「PLANTED」の責任編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 〇〇肉店 さん

    あの夜の読書会から大分遅れて読了。子どもたちの間だけで成立する世界、そして子供たちだけが感じる感覚を、この作品で見た気がします。自分は子供時代、この感覚を楽しい方向で利用するほうが多かった気がしますが、こうなってしまう可能性もないとは言い切れないと思いました。

  • 夜長月🌙@5/19文学フリマQ38 さん

    【読書会課題本】読書会までにもう一度読み込まなければつかみきれません。物語にあらわされている世界は読み手にあることを想起させます。リアルと仮想。今や電脳のコミュニケーションは現実でしかあり得ません。でも、やはり「直接会って話そうよ。」などと声高に叫ぶ人もいます。電脳の奥底にある悪を自分こそは知っているかのように。

  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    読み進むにつれ、不安なのか焦りなのか、ぞわぞわひんやり…。■噂に尾鰭が付き、不安が不安を呼び、怯えが迫害にすり替わり。自分達が作り出した奇妙な共同幻想に追い詰められ。■こうした危うさは現実社会でもよく見ます。外から見てる時には、あれは共同幻想だ、と理解出来ても、それらとは別の共同幻想の中に自分も居るかも知れないし。■読友さんの感想の「ふと自らに立ち返った時、"大人"である我々が日々心を悩ませていることも、元を辿れば実体の無い"共同幻想"なのではないかと気づかされるわけで」に大きく頷きました。(1988年)

  • とら さん

    皆解説でこの作品の本質が理解出来た感じだなあ。例に漏れず自分も、読みながらぼんやりと思っていたことが解説で上手いこと固められた。そういうことを踏まえて改めて思ったのが、本は「旬」が大事なのだろうな、ということだった。その時に作家が書きたいことって、その時の流行とか空気とか、少なからず反映されてしまうのだと思う。自分がそんなことはないと思っても自然と取り入れてる。おそらくこの作品もそうなのだが、色々と背景を知ると本質が理解出来てくる。昔の文豪の作品読む時と同じ感じだ。作家の生い立ちとかね。そういうの大事。

  • いちろく さん

    ゲーム一つを例にしても、雑誌やTVの情報を元にある事ない事、友達同士でワイワイ言いながら、答えの無い答えを楽しんでいた頃は確かにあった。携帯電話やパソコンによるネット環境が身近になる前は、この本の内容程大袈裟ではないけれど、日常の中にチョットした事を感じる様はあった。経験していれば解るし身近に感じる事も少なくないはず。寧ろ、経験していなかったらイメージの域を中々抜けられない様な出来事。いとうせいこうさんが描く80年代90年代の頃を懐かしむ、言葉遊びのセカイ。

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人物・団体紹介

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いとうせいこう

1961年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。アルバム『建設的』(1986年)にてCDデビュー。

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