江戸っ子の身の上 綺堂随筆 河出文庫

岡本綺堂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309406695
ISBN 10 : 4309406696
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
追加情報
:
15cm,343p

内容詳細

江戸っ子の代表の意外な出自を語った「助六の身の上話」。曾我物、忠臣蔵など、江戸に隆盛した「かたき討の芝居」のこと。明治の東京の正月の思い出。東京が様変わりした日清戦争の記憶、従軍記者として赴いた日露戦争での満洲の体験。中国の探偵小説や幽霊譚…『半七捕物帳』の作者が確かな江戸の知識のもとに語る情趣あふれる随筆選。

目次 : 江戸の芝居、東京の思い出(助六身の上話/ かたき討の芝居 ほか)/ 旅すずり(仙台五色筆/ 山霧 ほか)/ 非常時夜話(四十余年前/ 昔の従軍記者 ほか)/ 怪奇探偵話(赤膏薬/ 支那の探偵小説 ほか)

【著者紹介】
岡本綺堂 : 本名敬二。1872年、旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者の傍ら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番長皿屋敷』等の名作を発表。定評ある江戸風俗の確かな知識は、人気を博した捕物帳の嚆矢「半七捕物帳」シリーズ、『三浦老人昔話』等の小説に遺憾なくいかされている。1939年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    江戸っ子ならではの話、日清戦争の記憶、日露戦争での満洲への旅など、話題の幅広さがありますね、江戸の知識ありけりで語られる随筆。面白かったです。

  • 澤水月 さん

    群馬の温泉の仲居らの人間関係、抱える業描いた「葉桜まで」が実に味わい深い。長年働く者と紡績閑期に貧しさ以外にも「着物新調したいから」など軽めの事情で(必ずしも本当とは限らない)短く働きにくる者たちの心理的格差が綺堂を囲み浮き上がる。群馬がかかあ天下なのは製糸工場があったからだよなぁとしみじみ。朴訥、不良少女などはじめ見えた顔がどんどん変わるのがスゴイ。日清戦争時の川上音次郎ら書生芝居に対抗し歌舞伎座でも名作かかったが埋もれたことや新聞社事情など興味深い。岩波の「随筆集」と意外に被らず○

  • しんこい さん

    江戸の昔に詳しいだけでなく、欧州にいったり満州で日露戦争に記者として従軍したり経験も幅広いですね。葉桜までは、旅館の仲居の様々な人生が交錯するようで面白かったですが、小説といわれても分かりませんね。文芸欄は朝日より読売が先行していたのか、とか日清戦争当時の世相とかも興味深いものです。

  • しちこ さん

    従軍記者のときの回想録や芝居の話から当時の市井の様子が伺われて興味深い。助六の身の上話と、洋行帰りの船上で出会ったこおろぎの話が好き。

  • Gen Kato さん

    再々々々々々読くらい?(笑) 半七および岡本綺堂のファンで、読み返さずにはいられない。随筆としてすぐれているばかりでなく、江戸と東京のはざまを知るには欠かせない資料だと思います。

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岡本綺堂

1872年生まれ。本名敬二。旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者のかたわら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番町皿屋敷』などの名作を発表。捕物帳の嚆矢「半七捕物帳」シリーズで人気を博した。1939年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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