浅間山荘事件の真実 河出文庫

久能靖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309406510
ISBN 10 : 4309406513
フォーマット
出版社
発行年月
2002年04月
日本
追加情報
:
15cm,401p

内容詳細

一九七二年二月二十八日。銃を持った連合赤軍の数人が長野県南軽井沢の浅間山荘に押し入り、管理人の妻である牟田泰子さんを人質に立てこもって十日目、ついに強行突入の日が来た。あのとき、何があったのか?―日本テレビのアナウンサーとして現場で実況放送をした著者が、厖大な再取材によって当時の知られざる事実を明かし、全国民を震撼させた事件の全容に迫る。

【著者紹介】
久能靖 : 1936年生まれ。東京大学卒業。日本テレビのアナウンサーとしてニュース部門を担当。東大闘争、成田闘争、浅間山荘事件、日中国交回復などを実況中継。72年、報道部記者に転じ、警視庁、労働省、自民党、国会などを担当。現在、フリーのアナウンサーとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむら さん

    当時現場で10日間実況中継した日本テレビの元アナウンサーが書いた本。佐々淳行の警察側視点とはまた違う報道側視点なので、両方読み比べるのが面白かった。立て籠りが発生するまで世間もマスコミもほぼ「連合赤軍」を知らなかった事とか、グアムの横井さんや札幌五輪やニクソン訪中のニュースに埋もれてて最初は扱い小さかったこと等々。そして事件後の人質の女性に対するバッシングの酷さ。今もよくある不謹慎への不寛容、これって日本人独特? イヤ〜な感じ。

  • ジャズクラ本 さん

    ◎1972年に発生した重大事件を当時日本テレビアナウンサーとして報道した著者が、フリーの記者として改めて事件を見直したルポルタージュ。当時三歳だった僕にとっては、時折放映される過去の重大事件の特番程度の認識しかなかったので、一度しっかり知っておきたくて手に取った。当時第一線にあった著者によるものというだけでなく、文屋を本職とするだけあって、その記述は警察、報道関係者、被害者、犯人、そして世論にまで踏み込まれていてこの事件が残した傷跡の深さを物語っている。巻末に掲載されている参考文献も非常に興味深いもの。

  • ASnowyHeron さん

    この作品を見ると犯人は唯我独尊と自分には思えた。でも、強い思想をもった人が世の不条理を解決する方法を探る過程で間違いを犯したという思いも捨てきれない。主義主張は何を生むのか。どんな組織でも権力はどう行使すれはいいのだろう。さらにマスコミの功績。この作品はひとつの見方を示すものであり、自分はまだまだ無知であり、この事件を扱った別の著書も読んでみたい。

  • ちゃむ さん

    当時の関係者への取材や新聞雑誌、アナウンスの書き起こしもあり幅広い視点から事件を追体験できます。突入が月曜だった理由には驚きました。犯人達の著書も合わせて読むと山荘内の様子もわかりこの事件の感じ方は少し変わります。犯人達にとってあさま山荘は悪夢の総括からの解放だと思いますが、山岳ベース事件を知らない国民には「権力との闘い」に映ったと書かれています。人質を取りながら何の要求もせず10日間抵抗する。権力への闘いよりも、亡くなった仲間達へ向けた闘いだったんじゃないかなと思いました。

  • Ikuto Nagura さん

    久能をはじめテレビ関係者は浅間山荘事件を振り返り、視聴者がゲーム感覚で事件を楽しんでしまう素地を与えてしまったと懺悔する。この事件をゲームだとすると、クリアするにはどうすればよかったんだろう。手駒は5人の兵士と人質1人、武器は銃と爆弾、陣地は難攻不落の浅間山荘。敵は全国の警察・機動隊、湯水のような資金と人員と最新装備。どんなシミュレーションをしても、キューバ革命のような勝利どころか山荘からの脱出すら不可能だ。でもプレイヤーは、連合赤軍だけでなく警察側にもなれる。さらには、人質叩きまでやってのける胸糞悪さ。

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久能靖

1936年生まれ。東京大学卒業。日本テレビのアナウンサーとしてニュース部門を担当。東大闘争、成田闘争、浅間山荘事件、日中国交回復などを実況中継。1972年、報道部記者に転じ、警視庁、労働省、自民党、国会などを担当。現在、皇室ジャーナリストとして活躍している。日本テレビの番組「皇室日記」では長年キャス

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