道化師の恋 河出文庫

金井美恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309405858
ISBN 10 : 4309405851
フォーマット
出版社
発行年月
1999年07月
日本
追加情報
:
15cm,331p

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    「目白4部作」の最終巻。ただし、完結編というわけではない。善彦のデビュー小説「道化師の恋」を巡る物語なのだが、なんとも不思議な味わいの小説だ。劇的な事件が起こるわけでもない。もっとも、颯子が事故死するのだから起らないというわけでもない。ただし、それもまた淡々としているし、次なる恋においても、両者にはほとんど葛藤らしきものが見られない。一方、登場人物たちの存在感は確かな精度で描かれる。例えば、端役だが元全共闘ノンセクト野沢一代さんの自然食偏愛などをからかいながら、それでいてリアリティ溢れる描きぶりなど。

  • あ げ こ さん

    何だか凄く気恥ずかしい。(自分にとっても)うんざりするほど知っているような事であったり、身に覚えがあるような事であったり、馴染みすぎて最早なにも感じなくなっていたような事であったり、あまりにも身遠いような事であったり、出来るつもりになっていたような事であったり、知ったかぶりをしていたような事であったり、適当な所で納得していたような事であったりして、本当にもう、見ていて凄く気恥ずかしい。自分が今いる場所のありがちさがわかると言うか。自分の鈍重さがわかると言うか。なんてひどい人だ、と思う。大好きだ、と思う。

  • あうる さん

    とりあえず、私の書きたいこと書いといたわよ。と言うような小説で、所謂細部の存在が著しく、我々が普段ちょっとした刺激物として思っているような、食べ物や、物や、周辺人物などが前出してきて、それと反対に小説の中心となるはずの主人公、颯子や桜子との色恋沙汰が引き下げられていることからして、中々薄気味悪く、油断ならないこともあるが、しかしこうした変革が既存の構造を揺るがしたのもまた事実であって、

  • あ げ こ さん

    何回読んでも楽しい。その批評性とか時代感覚や日常感覚の敏感さとかさまざまな言説や書かれた言葉や細かで具体的な物や人や情景の集積であると言うか魅惑的なスクラップブック感とか当て擦りの的確さとか諸々思い知らされて笑ってしまう痛快さとか、読む楽しさでいっぱい。たくさんの本や文章や映画や人や仕草や習慣や匂いや服や食べ物やおかしなものや鬱陶しいものやうんざりするものや好きなものや嫌いなものや楽しみや退屈なものや馬鹿馬鹿しいもの、などといった、そこかしこにあったりありふれていたり珍しかったりするそれらのコレクション。

  • あ げ こ さん

    『文章教室』から続けて再読。楽しさは続いて行き、最早お馴染みの彼等を、笑いつつ、小馬鹿にしつつ、嫌悪しつつ、呆れつつ、妙に感心しつつ、気にし続けて、自分の下世話さを自覚せずにはいられない…。自分も実際に言われたり聞いたり目にしたりして、その都度うんざりしたり白けたり鬱陶しく思ったり苛立ったりしている類の、言説や思い込み、当たり前や常識、と言った事どもを。陳腐でありがちで、稚拙で無知で、愚鈍で浅慮で単純で、深刻で切実であったりする、彼等の悩みや逡巡、発想や連想や選択、結論や決意、恋模様、と言った事どもを。

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人物・団体紹介

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金井美恵子

1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。79年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、88年、『タマや』で女流文学賞、2018年、『カストロの尻』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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