アブサン物語 河出文庫

村松友視

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309405476
ISBN 10 : 4309405479
フォーマット
出版社
発行年月
1998年09月
日本
追加情報
:
15cm,209p

内容詳細

我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐ―。21歳という長寿をまっとうし、大往生をとげたアブサンとの“ペット”を超えた交わりを、ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイ。

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読書メーターレビュー

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  • mae.dat さん

    「根切り」それは哀しく怖しい儀式。愛猫アブサンとの日々を綴ったプロローグ+エッセイ15篇+エピローグ。仔猫の時に拾われて来たエピソードから始まり、21歳で逝去する迄の話が綴られていました。1995年に刊行されたので、その辺りの時期の話なのかと思いましたが、21年も経てばそうですよね。FAXが一般には普及して無い事に言及されていたりで。村松さんが専業作家になった頃の話も含まれていて。70年代後半頃からの話なんですかね。村松夫妻は勿論、多くの人に愛されたアブサン。大往生は一番の孝行ですよね( ¨̮ )。

  • harass さん

    稲葉真弓のから続けての猫エッセイ。拾ってきた猫は、ただのペットではなく、著者と妻の伴侶であり、その猫アブサンは21年を生き亡くなるまでを描く。ひょうひょうとした緩いエッセイで、稲葉のものとここまで違うのかと驚く。正直、あまりおもしろく思えなかった。こういうとぼけた感じの文が嫌いなせいかもしれない。それに、気がついたら突然にアブサンが晩年になっているように感じたせいか。この本の途中で、突然にアブサンが弱って亡くなったのでしょうがないようだが。

  • いづむ さん

    猫エッセイの名作といわれる本書、やっと読むことができました。元野生猫のアブサンとの出会いから別れまで、著者ご夫妻と育んだ関係のかけがえのなさを本当に尊く感じ、またアブサンの猫らしいたたずまいと仕草が脳内ではっきり再現されました。動物、特にここでは猫と人間とのつきあいかたの時代の変化も興味深く思いました。アブサンをペットではなく伴侶と呼ぶ村松友視氏の思いに共感し、これは今も昔も変わらぬ猫好きの本心であると確信します。

  • ミキベル さん

    ペットでも子供代わりでもなく人生の伴侶。愛猫との出会いから看取るまでの21年間が書かれたエッセイであった。大げさではなく、その時々の感じた思いを静かに感謝の思いで書かれていたのがよく分かった。20年以上前に出されていた本だったが全然違和感なく、去年亡くなった我が家の愛犬の事を思い出しながら読んだ。幸せな21年間、我が家は幸せな15年間だった。

  • きゃらぶ さん

    この本を読んで、今まで飼った猫や犬までもが「幸せだったのかな?もっとしてやれる事があったんじゃないかな」と思い、何度も泣けてきました。それだけ作者の御夫妻がアブサンに対して愛情が深く、大事にしてこられたと感じました。アブサンの最期、「お父さん、お母さん、ありがとう」と伝えたようで泣けましたよね。又、泣けてきちゃった…。

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人物・団体紹介

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村松友視

1940年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。82年『時代屋の女房』で直木賞、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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