ねむり姫 河出文庫

澁澤龍彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309405346
ISBN 10 : 4309405347
フォーマット
出版社
発行年月
1998年04月
日本
追加情報
:
15cm,256p

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    澁澤龍彦といえば、エッセイの数々で、古代ギリシャから中世、ルネッサンス、果ては現代文学から現代芸術全般に至るまで、まさしく博覧強記の衒学趣味。だが、ここには彼のもう一つの顔―すなわち、日本の古典をこれまた縦横無尽に駆使した、翻案幻想物語の語り手としての澁澤がいる。彼の語る物語はそのいずれもが、空間も時間も周囲からは隔絶し、ぽっかりと中空に浮かんでいるかのような独特の様式を持っている。ここに収録された6篇のいずれもが、そんなスタイルだ。澁澤の語る物語を読むのは、まさにしばし仙窟に遊ぶといった趣きなのである。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    幻惑。陶酔。何処かで聞いたような、何処にもないような、教訓があるのかないのか、何が言いたいのか。よく分からないけどどうしようもなく好き。 噛みちぎられた腕。終わらない笹舟。歪んだ執着、グロテスクな性。何処までも清廉な恋。生首。 狐は物語的な生きものだ、と思う。 【収録作品】ねむり姫/狐媚記/ぼろんじ/夢ちがえ/画美人/きらら姫

  • buchipanda3 さん

    姫(女)と童子(男)の妖しげな物語が綴られた時代奇譚集。いやあ堪らない。洒落の利いた講談のような語りでスラスラ読ませる。それでいて中身は深みを持ち合わせ、上質な読み応えのある満足感がもたらされた。人間らしい愚かさと情、あやかしのおどけた恐ろしさ、そして叶うも叶わぬもある思い通りにならないこの世の空虚が話から沁み出していた。生涯ねむり姫と因縁を持ち続けた男が残したもの、管狐に憑かれた者の果て、夢違えの帰結、得も言われぬ味わいを残す著者の奇想に溺れた。出し抜けの大天狗のホーヴァークラフトがこれまたいいね。

  • 安南 さん

    定家『明月記』に想を得た『ねむり姫』紡錘は螺旋好きならではのモティーフか。妖の異類婚姻譚『狐媚記』幽玄さの中に獣臭漂うエロティシズムにうっとり。『夢違え』精神分析的な夢奇譚はシュニッツラーを思わせる。『ぼろんじ』トーキー時代の股旅映画のようなとぼけた感。くるりと反転するカメラワークが快感。『きらら姫』江戸、鎌倉を舞台にした時空越え。江ノ島から湾を横断する地下道に興奮。どれも楽しく、何度読み返してもしみじみと味わい深い。ときどき入るイマドキ言葉もお茶目。

  • 優希 さん

    昔の日本を舞台に繰り広げられる幻想的な物語の数々が美しかったです。和の世界が映えますね。全てが生と死、夢と現を彷徨いながらすっと消えていくように終わりますが、その感じが好きです。懐古趣味が闇の世界と艶やかでエロティックな世界を際立たせていると思いました。こういう艶のある世界観が好きですね。夢幻の世界に酔い仕入れました。

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人物・団体紹介

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澁澤龍彦

1928年、東京生まれ。本名龍雄。1953年東京大学仏文科を卒業。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイや幻想小説を発表。代表作に『唐草物語』(第9回泉鏡花文学賞)、『高丘親王航海記』(第39回読売文学賞)など。1987年没

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