エロスの解剖 河出文庫

澁澤龍彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309402772
ISBN 10 : 4309402771
フォーマット
出版社
発行年月
1990年07月
日本
追加情報
:
15cm,221p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    冒頭の「女の性とは、一言をもって定義するならば、欲望されるところのものである」は、昨今の認識からすれば古さを否めないだろう。それは、あまりにも男性の側からの視点でのみ語られているからだ。エロティシズムは、もはや男性原理からだけでは語れない。もっとも、そうした時代的な限界を別にすれば、この書物の、いつもながらの恐るべき博覧強記は読書の楽しみを満喫させてくれる。パラケルススには、もはや驚かないが、古代の中国からアラビアまで実に縦横無尽。13世紀のラティーニの『百科宝典』なんて、どこから見つけてくるのだろうか。

  • 青蓮 さん

    数年ぶりに再読。内容の古さは否めないものの、精神分析、生物学、神話、文学などを引き合いに、縦横無尽に澁澤龍彦が語るエロティシズム・エッセイ。澁澤氏の博識ぶりに驚かされるのと同時に人間がもつ性への幻想は幅広く、とても奥が深いものだなと感じました。中でもホモ・ビオロギクス(生物学的人間)についてのエッセイが興味深い。科学技術の発展に伴い、生命誕生の神秘のベールが剥ぎ取られていく現代において最後に乗り越えなければならないのは「倫理」と言う難題だ。アンチ・ヒューマニズムは実現され得ないと澁澤氏は語るが、果たして。

  • 里愛乍 さん

    赤裸々な言葉も内容も、これは文体のせいだろうか全くの猥褻みを感じない。むしろ高度な論議を受けている気分になる。尤もそういう意図で書かれているのだろう、あからさまな性表現は苦手なのだが、豊富な知識と語彙力で非常に気持ちよく読めた。あと、様々なコンプレックスについてこれもなかなか興味深い。意味と語源、とても詳しく簡潔にまとめられていてここの知識はそっくりいただきたいと思った。マンドラゴラについては昔読んだ漫画『エコエコアザラク』を思い出す。

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆ どんだけ博学なんだ澁澤龍彦。人間にとって一番関心があるであろう「性」をテーマに、あらゆる時代、あらゆる国の史実、書を題材に、良質な講義を繰り広げる。エロティック図書館めぐりは何だかワクワクしたし、乳房に関する考察はゾクゾクしたし、マンドラゴラに関する言及もなかなかに味わい深いものだった。

  • たみ さん

    世の中にはたくさんのコンプレックスの名前があるのですねえ。ブルータス・コンプレックスなんてのもあるんですねえ…お前もかいっ! あんまりにも沢山あるのでそんなに分類して名前つけなくても良いんじゃ…とついつい思ってしまいます。そういえば小説もそんなにジャンル分けしなくても…と時々思ってしまいます。何をエロティックに思うのかは小説の好みと同じく人によって違うものなんでしょう、私が考えるエロスの特攻隊長は「抑制」なので著者の生物学的ユートピアは??でした。濃い内容だったのでお腹いっぱいです、ふひ〜。

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人物・団体紹介

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澁澤龍彦

1928年、東京生まれ。本名龍雄。1953年東京大学仏文科を卒業。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイや幻想小説を発表。代表作に『唐草物語』(第9回泉鏡花文学賞)、『高丘親王航海記』(第39回読売文学賞)など。1987年没

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