漂流記1972 上

三田誠広

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309402512
ISBN 10 : 4309402518
フォーマット
出版社
発行年月
1989年10月
日本
追加情報
:
340p;15X11

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読書メーターレビュー

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  • ... さん

    山岳ベース事件、あさま山荘事件をモチーフに15人の男女が孤島で革命を目指して破滅していく様を描いた小説。殊に感心したのは登場人物に、田原くん、近藤くん、セイコチャンといったアイドルの名を冠してあるところだ。これにより、今は狂気の沙汰としか見做されない連合赤軍の面々が当時の若者にとっては、ひょっとするとアイドル、または自己投影の対象だったのかもしれない…等と考えることができる

  • 冨井 丸 さん

    ★2.0一言で言えば、少し面白かった。約30年振りの三田誠広。時代はやはり学生運動の頃。主題はやはり学生運動。とある有名作品ととある有名な事件とを、ユーモアたっぷりに、時に茶化しながら、そして、軽快な語り口で、軽快に物語は進んでいった。が、あまり話が進んでないようにも思えたし展開が遅いようにも思えた。私事だし本題と大きくズレるけど、読書欲がかなり衰えてるので、いつものようには楽しめなかったと思う。それが残念だけど仕方ない。無理すると読書が嫌いになる。そうなると本末転倒だから、これはこれで良しとしとこう。

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人物・団体紹介

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三田誠広

1948年、大阪生まれ。早稲田大学文学部卒業。77年『僕って何』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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