弥勒

稲垣足穂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309401782
ISBN 10 : 4309401783
フォーマット
出版社
発行年月
1987年01月
日本
追加情報
:
296p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ハチアカデミー さん

    稲垣足穂文学の白眉と言われる「弥勒」が凄い。目の前の現実や思案、過去の記憶や読んだ本、目にした骨董から映画まで、正に夢そのものを描く私小説である。タルホの世界では、常に現実と夢想が入り乱れる。現在も過去の記憶も、私たちが「生活」に苦しむとき、彼はそこで「空中世界」を夢を見る。浮世離れしているのではなく、それが彼の浮世なのだ。「私小説」的な過去の物語から始まり、途中からその「私小説」を書いている語り手の話になり、最後は「そんな夢を確かに明方に見た」で締められる。先生、あなたの時制がわかりません!

  • 不以 さん

    星空と悪酔いの話。繰り返されるモチーフのせいで既視感にくらくらして楽しい。不思議な転生感を覚えた。……感想サイトを見て回って初めて気付いたのだけど、短編集だったこれ。連続する長編だと勘違いしながら読み終わってしまった……。よく考えるまでもなく短編集なのになんで勘違い継続できたんだろう……。

  • 工藤 杳 さん

    ただの道楽星おじさんかと思っていたが、この自伝風小品群のどん詰まり感・困窮具合がすごい。「これが、吸殻拾いのこつです。」(『白昼見』)…なにを言ってるんだ、おまえは。それでも星を諦めない、ほんとうにダメなひと(だから良い)。

  • 丰 さん

    Y-20

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人物・団体紹介

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稲垣足穂

1900・12・26〜1977・10・25。小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えられたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥

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