アナクロニズム

種村季弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309401096
ISBN 10 : 4309401090
フォーマット
出版社
発行年月
1985年03月
日本
追加情報
:
270p;15

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読書メーターレビュー

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  • TKK さん

    アナクロというよりオカルティックと言った方がしっくりくる。目次から「地球空洞説」「人間栽培論」「モーゼの魔術」「血液嗜好証」およそ世間の主流にはなり得ない、種村氏曰く「ガラクタのおもちゃ」のようなものに心惹かれます。手に取る海外文学の翻訳者が種村氏である率が高く、やはり好奇心のベクトルが同じ方向を向いていたのだと納得しました。

  • 青味泥シンカ さん

    古今東西のいかがわしい奇人や珍説、異物や魔術を取り扱ったエッセイ集。時代背景を思えばこその博覧強記は流石のこと、それらの一見無価値で、無関係なものを寄り集めて思索とする書き口が、また実に何とも小気味良い。「それらのガラクタや狂人達こそが、物質主義に凝り固まった現実世界を揺り動かし、面白可笑しな批判をもたらす」という視点こそが、頑迷な現実主義者には思いも寄らない思想なのではないかと思うが、そんな含蓄は無意識に委ねて、この無数の玩具達を無邪気に受け入れ、楽しむことが寛容だろうか。

  • 澤水月 さん

    葦原将軍に始まり終わる、愛すべき胡散臭い人々。奇人紹介さわりに内田百閨Aニクい起用。80年代は澁澤龍彦ばかり追いかけて著者を余り読まなかったが、年経ていましみじみ飄々とだが「うっすら死臭漂う本」の味良く、特にペテン師系語る筆躍動。ただ百閧ヘ「鰻飯は鰻を捨てお汁の染みたご飯だけいただく」で終わっちゃぁちと百鬼園先生の人品に合わない気がして調べると高橋義孝の筆(うなぎづき合い)では「うなぎは」…「後で美味しくいただく」とオチがつくようだ。だが捨てるまでの話が本書から広まってるようで種村さんも十分フカシ系(笑

  • 三柴ゆよし さん

    地球空洞説、ホムンクルス栽培、小児十字軍、血液嗜好症、空飛ぶ円盤といった、極彩色でありながら、それ自体ではなんの役にも立たないにちがいない<文化的ガラクタ>の数々について論じたエッセイ集。歴史の空隙に放擲され、一顧だにされないような事物をすくい上げ、軽妙洒脱な文章によって紹介するスタイルをとるが、結局のところ、いちばんおもしろがっていたのは、読者というよりも、作者自身だったのだろう。そんな気がする。

  • misui さん

    世界が明らかになっていく過程で捨象された、膨大な仮説や蒙昧。著者が「アナクロニズム」と位置づけた珍説・俗説・迷信の数々は、たしかに現在からすれば奇妙なものに映る。だがそれらは現前するものの背後にひっそりと息づき、正論だけでは捉えきれない人の精神の一側面を示してもいよう。有名な「葦原将軍」についての詳細な記述あり。

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人物・団体紹介

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種村季弘

1933年東京都生まれ。57年、東京大学独文科卒。出版社勤務の後、東京都立大学助教授、國學院大學教授など。作家、独文学者、評論家。文学、美術、博物誌、地誌旅行、書誌など、アカデミズムの枠を超越した知的宇宙を構築する。その一方、洒脱で諧謔味に富んだ漫遊記、旅行記、温泉記を得意とする。2004年逝去(本

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