山火事と地球の進化

アンドルー・C・スコット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309254548
ISBN 10 : 4309254543
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
262p;20

内容詳細

地球4億年の火の歴史。火は「地球システム」を動かす歯車!「木炭化石」植物が壮大な地球の記憶を語る。火事の原因は人の行為より落雷の方がはるかに多い。…花の化石は火事の副産物だった。…恐竜時代の白亜紀は火事だらけだった。

目次 : 1章 火のイメージ/ 2章 木炭が教えてくれること/ 3章 火事の三要素/ 4章 火事の誕生と増減―古生代/ 5章 火事と花と恐竜と―中生代/ 6章 火事と熱帯雨林と草原と―新生代/ 7章 ヒトが火を操る時代/ 8章 火事の未来

【著者紹介】
アンドルー・C.スコット : 1952年、イギリス生まれ。ロンドン大学卒業後、同大学で博士号を取得。同大学およびダブリン大学で研究と教育に従事。現在、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で、現代と過去の火事システムに関する特別研究教授。専門は古植物学、石炭地質学。石炭紀の植物化石を研究していた院生時代に、木炭化した最古の針葉樹化石について書いた論文が『ネイチャー』誌に掲載。以来、植物と火事の関係という研究分野を切り開き、世界的権威となった。石炭と地質時代の火事に関する研究の功績に対し、2007年に米国地質学会よりギルバート・キャディ賞を受賞。サイエンス・コミュニケーションの専門家として、テレビやラジオの科学番組にも定期的に出演。また地学に関連した切手の研究などもおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    五行、火水木金土のうち、金(属)と土は他の惑星・衛星にもあるが、(液体の)水と木(生命)はいまのところ地球にしかない。 火を、火山のように高温で液体となった岩石ではなく、酸素による燃焼と捉えれば、これまた地球でしか起こらない現象である。火災でできた木炭と地中の高温で形成される石炭の違い、地球の大気進化(〜酸素濃度変化)に与えた影響、そして今後の気候変動による頻度増加など、まさに地球史と火災との関わりが長いスパンで描かれる。科博の展覧会前に、この本に出会いたかった。。

  • 翠埜もぐら さん

    科博の「ワイルド・ファイヤー:火の自然史」展に行ってきました。この本がほぼそのまんま元ネタとなっていて、図録や写真もここからのものでした。で、知らないことばかり。炭化植物が「石炭」の中から出てくるとか、花のような脆弱な物がそのまま残っているとか、山火事の頻度でその時の地球の自然環境が解かるとか。そっかー火事って灰になるだけでなく、燃え方によっては「炭」状態で残るんだ。山火事による煙やその後の土壌流失など二次災害も大きい。そして最後に、消さない方が良い山火事もあるけど多方面をどう調整するかって話で難しい。

  • y さん

    山火事に対するイメージが一面的だったと気付かされました。 火事の後に種子を飛ばす木があると昔聞いたことがあったのですが、これほどまでに多面的に環境や植生に影響を与えていることにびっくりしました。 悔やまれるのは、科博の展示を見逃したことです…

  • 乱読家 護る会支持! さん

    ⚫︎大火災メガファイヤーが増加。過去1世紀に森林管理の方法が変わり、山火事と鎮火の本質を人々が誤解。 ⚫︎火事は全てが悪ではない。誰かの悪意が無くても自然に火事になる場合もある。20年も経つと火事の面影は無くなる。火は「地球というシステム」を動かす歯車の一つ。 ⚫︎焼け跡には、燃えなかった植物と、植物が炭化して出来た木炭がたくさん残っている。木炭化石は地球の歴史を紐解く鍵になる。 ⚫︎火事の三要素は、燃料、熱、酸素。植物が陸上に進出した4億年前から火事の歴史が始まった。着火源の多くは雷。

  • ばしこ♪ さん

    山火事と聞けば、放火犯は誰?みたいな思考回路は正に私です…。が、落雷等の自然現象が主な要因です。山火事が周辺の植物の環境を変えているのは間違いない。また、山火事が発生しやすい、しにくい場所があるのも確か。勉強になります。

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