マーク E エバハート / 松浦俊輔訳

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ものが壊れるわけ 壊れ方から世界をとらえる

マーク E エバハート / 松浦俊輔訳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309251844
ISBN 10 : 4309251846
フォーマット
出版社
発行年月
2004年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,263p

内容詳細

タイタニック号はなぜ沈んだのか。チャレンジャー号の爆発も本当は防げるはずだったのか。「ものが壊れる」現象を追究し、材料学の第一人者となった大学教授が、この未知の分野の基礎原理と変動をわかりやすく語る。

【著者紹介】
マーク・E・エバハート : コロラド鉱山大学教授。デンバー在住。化学と材料科学を専門とし、化学結合の研究結果を取り入れて「ものが壊れるわけ」を説明する独自の分野で業績をあげている。本書にもあるとおり、科学的な事象を、人と技術の関わり方を考察しながらより広い視点で解説することに力を注ぐ

松浦俊輔 : 名古屋工業大学助教授を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sugi Takahiro さん

    再読。ものが「なぜ」割れるのか。 大抵のものは結晶(原子配列が特定)をつくりここの結晶を結晶粒という。圧がかかると結晶面に畝が生じ、これが移動することで撓むことができ、破壊を回避する。結晶粒同士が向き合う面(結晶粒界)で畝が移動できなくなると壊れる。 物体に不純物が含まれるとその物は壊れにくくも壊れやすくもなる。これは不純物が結晶粒界に引き寄せられることで畝が移動しにくくなるため。 温度が高→低へと急激に変わることでも脆くなる。表面が先に冷え、収縮することで表面と内部で差(熱応力)が生じるためである。

  • ハパナ さん

    物理と化学の融合。それが材料科学。破壊の工程と理由を融合させたセクシーな分野ですね。 温度の変化に対する膨縮度合いが違う金属を張り合わせた物をバイメタルと言いますが、同質な物でも温度変化による反り返りが起こりうる。冬場の水仕事で固くなった指先がひび割れ、急激に温度が変わる液体を入れたコップにヒビが入る。著者の意図とはずれますが、靭やかさという意味では個人の精神力に関する自己啓発本が一冊書ける様な、そんな内容だったと思います。

  • Uzundk さん

    あれは金属疲労だ、熱割れだ、強度不足だと言う話...ではない。じつのところそれらが語るというのは金属がいつ壊れるかということであり、ここで言う壊れる理由とはその破壊の本質を探る話である。初めはガラスなどを如何に割れにくくするのかという結晶構造と応力についての話で強化ガラスや強化ガラスっぽいポリマーについて語られる。割れないガラスの秘密についてである。次に金属原子たち、結晶構造だけではなく靭性、結晶の転移を強化するという話へとすすみ、最後には量子化学的な解析で計算によって材料が得られることを語る。

  • youmaysay さん

    体系的にまとめられた本ではなく、エピソードが綴られたものなので、読みやすい。

  • はやぶさ さん

    「なぜ物は壊れるの?」→「大きな力がかかったから」→「なぜ大きな力がかかると壊れるの?」を研究する人の本。よくよく考えると、物が壊れるのは当たり前で、壊れないように気を付けて使わないといけないはず。なのに、雑に扱い、壊れたらすぐ文句を言う。そんなおかしなことを気づかせてくれる。とても面白かったので、いつかまた読みたい。

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