平成史 完全版

小熊英二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309227665
ISBN 10 : 430922766X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
624p;20

内容詳細

それはどんな時代だったのか。この国はいったいどこへ行くのか。そして平成は終わった。―さらなる増補改訂をほどこした最終版。

目次 : 総説―「先延ばし」と「漏れ落ちた人びと」/ 政治―再生産される混迷と影響力を増す有権者/ 経済―「勤労国家」型利益分配メカニズムの形成、定着、そして解体/ 地方と中央―「均衡ある発展」という建前の崩壊/ 社会保障―ネオリベラル化と普遍主義化のはざまで/ 教育―子ども・若者と「社会」とのつながりの変容/ 情報化―日本社会は情報化の夢を見るか/ 外国人・移民―包摂型社会を経ない排除型社会で起きていること/ 国際環境とナショナリズム―擬似冷戦体制と極右の台頭

【著者紹介】
小熊英二 : 1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授(歴史社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かんがく さん

    数か月前からダラダラ読んでやっと読了。政治、経済、社会保障、教育などジャンルごとに章立てされているが、どの章を読んでも改元の時にtwitterで見かけた「平成とは昭和の長い二次会」という言葉を思い出す。冷戦体制と経済成長という50〜80年代のわずかな期間が「日本社会」として固定されて、そこから脱却できないまま国際情勢や科学技術は変わっていった時代なのかなと思う。

  • masabi さん

    【概要】平成とはどんな時代だったのかを昭和との比較を通して描く論考集。【感想】政治・経済・社会保障・教育分野では昭和期に時代に即した制度が完成したが、平成に入り機能不全が明らかになりながらも場当たり的な対応に終始し抜本的な改革を先延ばしにし続けた。国内にも中核と周辺があり、中核部分に異変が生じて初めて深刻な社会問題と捉えられるという指摘はなるほどと思った。情報化の論考で日本の情報化の恩恵は私的領域、消費と娯楽に留まりデフレを加速させただけで政治・経済の公的領域に波及するものではなかったと厳しい。

  • 元気伊勢子 さん

    昭和と平成でこんなにもくっきり違いがあったのだと初めて知った。東京一極集中ももはや限界かもな・・・なんて。勉強を始めたばかりの私はそんなことを思った。

  • tharaud さん

    震災、テロ、恐慌、また震災、そして今度は疫病と、時代の外枠もろくにわからないままに生きてきたが、振り返ってみるとなるほど歴史とはこのように形作られるんだなと感慨深い。歴史学者・與那覇潤の『平成史』が現在の言論空間の形成過程を浮き上がらせるのに対して、社会学者たちによるこの『平成史』では現在進行形の主要なトピックの形成過程がよく理解できる。

  • naof さん

    うまく言えないけど、就労スタイルや所得、政治思想、いろんな切り口からの「層」っていうのを意識づけられた一冊だったな。 この「層」のバランスってあと10年、20年したら結構変わって、世の中のかたちも粘土みたいに変形してくんじゃないかなと、なんとなく思ってるけど

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