エミリー・ブロンテ その魂は荒野に舞う

カサリン・フランク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309222158
ISBN 10 : 4309222153
フォーマット
出版社
発行年月
1992年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20X14

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読書メーターレビュー

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  • loanmeadime さん

    強烈な印象の「嵐が丘」を書いたエミリー・ブロンテのひととなりを知りたくて読みました。嵐が丘に「ヒースクリフは私以上に私」というキャサリンの言葉があったように記憶しますが、そのヒースクリフやキャサリンよりもっと凄いのが作者のエミリーだったような気がします。拒食を一つの表現手段とする、という凄まじさを生き方のツールとしながら、自らの荒野を歩くエミリーには、どんな世界が見えていたのか、・・・まさにchainless soul、富も愛も名誉も朝の訪れと共に消えてしまう夢だった、という・・・

  • きたくり さん

    伝記「A Cainless Soul」。エミリー・ブロンテという人が何よりも望んだのは「縛られない魂」「心の自由」だったということがひしひしと伝わってきた。小説「嵐が丘」はこのような強靭で孤独な魂から生まれたのだなぁと納得。小説と同じくらいこの伝記にも強く心を揺さぶられた。『富などくだらないもの 愛だって笑いとばしてみせよう 名誉欲なんて朝の訪れと共に 消えてしまう夢だった・・・』(エミリー・ブロンテの詩より)

  • Yuzupon さん

    村社会からの孤立、母の死、気難しい父、省みられない子供たち、姉妹の死、貧困、薬物中毒と生育環境がとにかく悪い。それ故に個性的な空想力を持ち有名になったブロンテ家の3姉妹だが、特にエミリーは風体も異様であまりにも頑固な変人。兄と姉妹で共有した空想世界に住み続ける生粋の引きこもりで、一切を拒絶するが故に自由で強靭。唯一の小説「嵐が丘」は荒々しく斬新で当時は評価されなかったという。伝記を読んでおいて実は作品をまだ読んだことがないので読みたい。あまりの閉塞感に『ずっとお城で暮らしてる』という小説を思い出した。

  • gillian さん

    (再読)誰からの影響も受けないし、他人からの意見や称賛は徹底的に拒絶する。ある種の個人的な明朗さ(しかしそれを外から見て取れる人はほとんどいない)をもちつつ。 慈愛は溢れているがほとんどの人を遠ざけるという情緒的な冷たさの貫きによって生かされている。 幸福や不幸といった世人が好んでよく話題にするものは明らかにエミリーとは無関係のところにあり、彼女はそれを離れたところから爛々とした目で観察している。そして圧倒的な自由で凌駕するのだ。すべてのものを消し去る、排他的な愛――きわめて明白な――によって。

  • おばこ さん

    読みにくく感じる箇所もあったが、姉妹の人となり、小説がうまれた背景、当時の社会状況などわかって良かった。

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