声を出して、呼びかけて、話せばいいの

イ・ラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309209333
ISBN 10 : 4309209335
フォーマット
出版社
発行年月
2025年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

母は狂女になるしかなかったから、私もまた狂女に育った。お母さんは狂ってて、お父さんはサイテーで、おばあちゃんは二人とも精神を病み、親戚はみんな詐欺師。そんな家族のもと、幼い頃から泣くことも笑うこともできず、いつも世界でひとりぼっちだった私が始めたのは、感情に名前をつけること―。血縁という地獄をサバイブしてきた。日韓同時発売。日韓を行き来し自由を追求する唯一無二のアーティストによる渾身のエッセイ集。

目次 : 体が記憶している場面たち/ 母と娘たちの狂女の歴史/ 本でぶたれて育ち、本を書く/ お姉ちゃんを探して―イ・スル(1983.11.03‐2021.12.10)/ 三つの死と三つの愛/ ダイヤモンドになってしまったお姉ちゃん/ お姉ちゃんの長女病/ ランは早死にしそう/ 私の愛と死の日記/ すべての人生がドラァグだ/ お姉ちゃんの車です/ 死を愛するのをやめようか/ 今は今の愚かさで/ あなたと私の一日/ この体で生きていることがすべて/ 1から不思議を生きてみる/ イ・ランからジュンイチへ/ ジュンイチからイ・ランへ/ 確かな愛をありがとう

【著者紹介】
イ・ラン : ミュージシャン、エッセイスト、作家、イラストレーター、映像作家。1986年1月5日、ソウルの永登浦キリスト教産婦人科で生まれる。2001年、京畿道安養女子高校へ入学。2週間の登校後不登校になり、スリ高校へ転校。転校初日に退学し、検定試験に合格後、家出。翌年より雑誌でイラストや漫画の仕事を始める。06年、韓国芸術総合学校映画学科入学。猫のジュンイチを迎え、ソウル石冠洞の屋上部屋で暮らし始める。09年、妊娠と中絶を経て、短編映画『変わらなくてはいけない』を制作。17年、韓国大衆音楽最優秀フォークソング賞を受賞。22年、韓国大衆音楽「今年の発見賞」受賞。24年12月、非常戒厳を宣言した尹錫悦大統領弾劾デモのステージで「オオカミが現れた」を演奏

斎藤真理子 : 翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳)で第一回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』で韓国文学翻訳院翻訳大賞、ハン・ガン『別れを告げない』で読売文学賞〈研究・翻訳賞〉を受賞

浜辺ふう : 劇作家・俳優。〈九条劇〉主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【本でぶたれて育ち、本を書く】「母と娘たちの狂女の歴史」など、家族への思いをメーンに綴られたエッセイ集。共鳴した言の葉多し。カバー・裏ともに、著者と一緒に生きてきた黒猫・ジュンイチ。愛猫の死を悼んだ本とも……。日韓同時発刊。「著者からの言葉」や訳者解説等は一切なく、本文のみ。<お母さんを狂女になるように追い込んだ残酷なしがらみの中で、私もまた狂女に育った。それでも私は、自分の物語を世の中に示すことのできる狂女でよかった。だけど私だけでなく、お母さんの狂女の歴史もとても重要だから、広く世に知らせたい>と。⇒

  • まあか さん

    お友達に借りて読んだ^^何かを生み出すクリエイトな仕事をする上で、過酷な状況下での育ちもきっと活きてくるのだと思いたい。人間って不思議な生き物だよなぁ。手があって足があって自由に動かせて、自分にも他人にもほかの生き物にも触れる。喋れるし、言葉を使って記録できて、本も残せる。図書館の分類をいちいち気にしたことなかったけど、世の中を分類してる、と言われればそんな気もする。図書館にある本には人間の英智が詰まっている。エッセイだけど、物語であってほしいと願うくらいの内容でもあった。ジュンイチとの別れは切ない。

  • M H さん

    父はろくでなし、母は狂女の家に生まれた著者。ここには書ききれないほどひどい境遇に絶句する。まぎれもないサバイバーである著者が経験する大切な存在を想うこととその喪失。痛みを突き詰めて極端な行動に出ないと愛を自分の内に感じられないのか、生を体感できないのかと邪推したが最後まで読めばそうではないのだとわかる。でも、書くこと、表現することは生なのか。業が深い。

  • きみどり さん

    『ヰタ・セクスアリス』的独白から始まるため一瞬面食らうも、次章の「母と娘たちの狂女の歴史」で一気に引き込まれる。「お母さんは私を、自分の感情を捨てるゴミ箱のように扱う」うちの母も漏れなく。あれは不治の病だ。イ・ランに言わせれば狂女か。「お姉ちゃんは、私が家族だから愛しているのではなく、サバイバーの同志として愛しているんだそうだ」私も、厄介な家族のある人には妙な連帯感を持ってしまうよ...。血縁という地獄。闘病。姉や友人、愛猫とのお別れ。音楽も映像も作る人だから、こんな文章が書けるのかな。

  • ruki5894 さん

    読むのが辛い。本から顔を上げて息をした。あぁ息を止めていたのだと思った。

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