エトガル・ケレット

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ピッツェリア・カミカゼ

エトガル・ケレット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207841
ISBN 10 : 4309207847
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
106p;20

内容詳細

自殺者だけが集まる世界で始まる、男女3人の世にも奇妙なロード・トリップ。「意味のない奇跡」に満ちたサマーキャンプで何が起きるのか。

【著者紹介】
エトガル・ケレット : 1967年イスラエル・テルアビブ生まれ。両親はともにホロコーストの体験者。兵役中に小説を書き始め、短篇集『パイプライン』(1992)でデビュー。短篇集『キッシンジャーが恋してく』(1994)で英語圏でも人気を集め、『突然ノックの音が』(2010)はフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補となる。ほかに、短篇集『アニフ』(02)、『銀河の果ての落とし穴』(18)、エッセイ集『あの素晴らしき七年』など。作品はこれまでに世界40か国以上で翻訳され、19年にはイスラエル最高の文学賞サピール賞を受賞。絵本やグラフィック・ノベルの原作を執筆するほか、映像作家としても活躍。2007年には『ジェリーフィッシュ』で妻のシーラ・ゲフェンとともにカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞している。テルアビブ在住

アサフ・ハヌカ : 1974年生まれ。フランス・リヨンのエミール・コール美術学校でマンガを学ぶ。商業イラストレーションや、アニメーション映画『戦場でワルツを』の作画を手がけるほか、ケレットとのコラボレーションも多数。自伝的コミック『Realist』、『The Divine』(トメル・ハヌカ、ボアズ・ラヴィーと共同製作。2016年国際漫画大賞受賞)など。アイズナー賞受賞

母袋夏生 : 長野県生まれ。ヘブライ語翻訳家。訳書に、E・ケレット『突然ノックの音が』(新潮社)、『クネレルのサマーキャンプ』(河出書房新社)、U・オルレブ『壁のむこうから来た男』(産経児童出版文化賞受賞、岩波書店)、A・B・イェホシュア『エルサレムの秋』(河出書房新社)、T・シェム=トヴ『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(岩波書店)、『お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話』(岩波書店)など。1998年、ヘブライ文学翻訳奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • buchipanda3 さん

    ケレットの作品の中でも特にユニークで好きな話の「クネレルのサマーキャンプ」のグラフィックノベル版。海外の漫画はほとんど読んだことがないが、洗練された画風で原作の文体とも合っていて満足。ハードボイルド感も増していた。描かれるのは自殺者だけが集まる世界。といってもその世界は普通の現世とそっくりだ。働いたり、友人とバーで語らったり。でも一度訳ありでこの世とケリをつけたのに恋愛やら何やらで日々の何気ない悩みは尽きない。結局、人は人であるようは変わらないものだということか。終わり方も現実的で切ない。

  • 南雲吾朗 さん

    自殺後も生きるため(?)の生活、苦悩が続く…。なかなかユニークだが、それはそれで大変なんだなぁ。

  • ∃.狂茶党 さん

    イスラエルは、バンド・デシネの文化圏なのかな。 アメリカのオルタナティブ・コミックを連想するダウナーな奇跡の話。 死後の世界のイメージはユダヤ教の影響下にあると思われるが、キリスト教的なそれと特に違いは見出せない。 作中でアラブ人たちが出てくるし、天使に触れられるが、この死後の世界は明確な宗教性はないのかも。 自殺者だけが集まる世界ってのは地獄の一種だろうと思う。 人口過多になっていないらしいところをみると、中有なのかもしれない。

  • かさい さん

    自殺者たちのその後の世界で起きるハードボイルド調の物語。自殺した大富豪の豪邸の地下に対空ミサイル用の防空壕がある、ってのがアイロニックでしたね。

  • Kyohei Matsumoto さん

    自殺者だけが集まる世界での物語。切ない物語。人生において、自分の意思で人生を中断する人はおそらくその次の世界があったとしても同じ課題を背負って繰り返すのかもしれない。悲しいけど、そういうことを感じる物語だった。

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エトガル・ケレット

1967年イスラエル・テルアビブ生まれ。両親はともにホロコーストの体験者。兵役中に小説を書き始め、短篇集『パイプライン』(1992)でデビュー。短篇集『キッシンジャーが恋してく』(1994)で英語圏でも人気を集め、『突然ノックの音が』(2010)はフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補となる。ほかに

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