ノアの羅針盤

アン・タイラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205700
ISBN 10 : 4309205704
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336

内容詳細

新生活の門出の夜、何者かに襲われた元教師が、家族や新しい恋人との葛藤を乗り越えて新たな人生の意味を見つけるまでを描く、家族の再生の物語。全米ベストセラー、ファン待望の新作。

【著者紹介】
アン・タイラー : 1941年、アメリカ中西部のミネアポリス生まれ。幼少期から11歳まで、クェーカーのコミュニティで徹底した自然志向の生活を送る。コロンビア大学でロシア文学を専攻し、1964年に最初の長篇を発表。1972年以降はボルティモアに定住し、同地を舞台にした作品を執筆する。82年『ここがホームシック・レストラン』以後、発表するすべての作品がベストセラーリストに入る人気作家となる。ピューリツァー賞など受賞多数

中野恵津子 : 翻訳家。1944年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • アン さん

    60歳でリストラされた元教師のリーアムは、引越した最初の晩に強盗に襲われ意識を失い、目を覚ましたのは病院のベッドの上。結婚歴2回、娘3人と孫1人、のんびりと過ごすはずの彼でしたが、訪ねた病院で偶然見かけた女性に惹かれて平穏な日常にさざ波が…。リーアムと彼を取り巻く女性達の日々が淡々と進みながらも、彼が過去を振り返り葛藤し、自分の記憶と向き合う姿は人間味に溢れ胸がギュッとして。孤独と秘めた心の傷、人との繋がりと人生の宝物。リーアムが掬い上げた大切なものは、新たに歩む道を照らす木漏れ日のような柔らかな光。

  • りつこ さん

    些細な出来事を丁寧に描きながら大きな物語のうねりを作り出す。久しぶりのアンタイラーはやっぱり良かった。自分は人生をちゃんと生きてこなかったのではないか、たいせつなことを忘れているのではないか、老いを迎えてじたばたする姿が身につまされるけれど、少しおかしい。淡々としているのに時々涙がぶわっとでてくるような台詞やシーンがあって、良かったなあ。

  • Acha さん

    ちぐはぐな、またはぎくしゃくとした関係が語られる。元妻、娘たち、孫、娘のボーイフレンド、風変わりな彼女。決して人付き合いがうまくはなさそうだが、クローズドではない主人公の来し方行く末。人生の後半に、これまで手からすり抜けてしまったものを想う姿。今回もとても面白く読む。読み終えて、ちょっと切ない。なんとなく泣きたくなるような気持ち。穏やかな日常の機微に心がふるえる心地よさ。That's アン・タイラー。

  • がぁ さん

    登場人物のひとりひとりが丁寧に描きこまれているので、あまり起伏がなく長いストーリーでも最後まで読みきってしまう。本を閉じたときの満足感が常に変わらない、数少ない作家のひとりだと思う。暖かな陽だまりを探すような時間が得られる。

  • kri さん

    職業的野心とか家族を育て養うとか、夢や目標の実現に努力とか…そんな時、人生の船には羅針盤がある。ある種の目的意識があるということ。リーアム(60才、バツ2の独身、レイオフされて無職)はしがらみもなく友人もほとんどなく、子どもたちとも距離を置き、自分しかない。羅針盤のない船だ。リーアムは哲学書を読み悠々と暮らすつもりでミニマムな隠遁生活に踏み出すが…頭部襲撃で記憶の一部を失い、自分という拠り所への不安を抱えた予想外の船出に。そして「記憶」と向き合い過去を振り返ることに…。さり気なく人生を教えてくれる話だな

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人物・団体紹介

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アン・タイラー

1941年、米国ミネソタ州ミネアポリス生まれ。1983年に『ここがホームシック・レストラン』でピュリッツァー賞(小説部門)とPEN/フォークナー賞の最終候補に。1985年には『アクシデンタル・ツーリスト』で全米批評家協会賞を受賞、『ブリージング・レッスン』で1989年のピュリッツァー賞を受賞した。2

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